学校からのお知らせ

湘南白百合学園中学校

長崎の地で命と平和の尊さに触れる

高校2年生は、研修旅行で長崎を訪れました。長崎は日本の歴史においても、キリスト教・カトリックの歩みにおいても、非常に深い意味を持つ特別な地です。
旅の前半では、西坂の日本二十六聖人記念館や大浦天主堂、浦上天主堂などを巡り、過酷な状況にあっても信仰を守り抜いた殉教者や信者たちの人生に触れました。「自分の命に代えてでも守りたいものとは何なのか」「自分は日々何を大切に生きているのか」――。生徒たちは展示資料を静かに見つめながら、目先の出来事にとらわれがちな日常を離れ、自分自身の命の重みや注がれている愛の深さに思いを巡らせていました。
また、原爆資料館や永井隆記念館の訪問、被爆体験者の方による平和講話を通して、戦争の悲惨さと平和の尊さを肌で学びました。どんなに過酷な苦しみの中にあっても希望を捨てず、他者を赦し支え合おうとした人々の生き方に触れ、生徒たちは「今の私たちが平和な社会のためにできることは何だろう」と真剣に考えを深めていました。
異国情緒あふれるグラバー園や活気ある中華街の散策など、和・洋・中の文化が溶け合う長崎ならではの魅力にも触れ、充実した時間を過ごしました。
多くの歴史と祈りに触れた生徒たちの表情には、旅立ちの前よりもぐっと深みが増したように感じられます。他者を否定する強さではなく、自らの弱さと向き合い人を思いやる強さを学んだこの経験が、これからの学校生活や進路選択、そして家族や友人との関わりをより豊かに深めてくれることを願っています。

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