郁文館中学校
【理事長ブログより】1学期終業式で渡邉理事長が生徒へ送ったメッセージ

今回は、広報担当がお送りする理事長ブログです。
7月22日(火)2025年度1学期終業式が行われ、夏休みを迎える生徒たちに、渡邉理事長から下記のメッセージが送られました。
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論語の「子曰く、人の生くるは直し。これを罔うて生くるは、幸いにして免がるるなり」
という言葉をみなさんに送ります。
訳:人が生きているのは素直さによってである。素直さがなくても生きているのは、たまたま難を免れただけのことだ
この「素直に、愚直に取り組む」を実践してきたみなさんの姿が、今学期のさまざまな成果として表れています。
・中学サッカー部が15年ぶりに都大会出場
・剣道部がインターハイ予選で団体優勝、団体個人ともに2年連続全国大会出場
・中学ダンス部が世界大会出場
・中学男子バスケットボール部が5年ぶりに都大会出場
・高校陸上部4名が都大会出場
・生徒自ら公益財団法人School Aid Japan*の活動に参加し、何百人もの支援者の前で募金の呼びかけ
*School Aid Japanとは:⼦どもにかかわる教育⽀援プロジェクトを行う法人。カンボジアやバングラデシュなどの開発途上国を中心に、約20年間で351校の学校建設や、子どもへの給食支援、孤児院の運営などを行っており、郁文館の開発途上国支援やSDGs教育の原点にもなっている。

こうした結果の裏には、それぞれのステージで努力を重ねてきたプロセスがあります。
また、「夢AWARD」では、全国2500のビジネスプランの中から、郁文館高校の生徒が決勝進出。
加えて、2025年の関西万博では、メインステージ「シャインハット」のオープニングで、郁文館中学校の生徒がプロとして歌うことが決まりました。
みなさんが夢に向かって動いている。そして、結果が出ている。理事長として心から嬉しく思います。

ただ大切なのは、結果だけではありません。
その過程、日々の努力、やり抜く姿勢にこそ価値があります。
ステージはどこであってもいい。
努力していること、そこに向かって進んでいること、それは決して無駄にはなりません。
あきらめなければ、必ず次のステージがやってきます。
今は100回負けても、101回目で勝てばいいのです。
夏休みを迎えるにあたって、みなさんに意識してほしいのは「夢に日付を入れる」ことです。
夢を持ち、それに日付を入れて、逆算し、毎日の行動を決めて実行していく。
それを愚直に積み重ねてください。
勝っても負けても、そのプロセスは確かに残ります。
何もしないことが、最もよくない。
だからこそ、勉強でも部活動でも夢においても、「夢に日付を入れて逆算する」という習慣を持ってほしいと思います。
この夏休みも、「夢AWARD」など多くの機会があります。
夏休みの過ごし方が、みなさんの未来を変えます。
1分1秒を大切にし、「8月31日の自分」と「今の自分」がしっかりと変わっているように。
成長したみなさんと、2学期始業式で再び会えるのを楽しみにしています。
理事長 渡邉美樹