学校内の対話をより深めるウエルネスセンター「いつでも戻り、翔ける巣」=NEST誕生
一人ひとりが自分らしさを発揮しながら、対話を通じて仲間と手を取り合い、広げていく「知の冒険」。それが学校中に溢れているのがかえつ有明です。それは学校の施設にも現れています。約6万冊の蔵書が広がり、可動式のテーブルと椅子でさまざまな学びが可能な情報センター「ドルフィン」。得た知識を形にし、自分を表現できる芸術や技術設備が整った芸術棟「BLOOM」。個人からグループ、チューターに相談したい人まで自分に合った学習が可能な自習室「タートル」。これまでの図書室、芸術教室、自習室といった概念を大きく超えた、一人ひとりの創造性と対話を広げる場作りをしてきました。
従来の概念を覆す保健室
そして、今年新たに誕生したのがウエルネスセンター「ネスト」です。保健室、カウンセリングルーム、そして対話の場として、心身の健康の土台となる場所です。従来の保健室のイメージとは異なり、部屋の中央にあるのは木製の“島”。緩やかな傾斜と高さがあり、オープンなエリア、少しグループなどで使えるような半円のエリア、そして奥には少し人が隠れるくらいのプライベート感のあるエリアと3つのエリアに分かれ、人々の対話の距離感や心理的な深度を考え、設計されています。
これにはかえつ有明の先生方だけでなく、株式会社博展を共創パートナーとし、新たな場づくりを行ってきました。しかし、この場所をどう活用していくのかは、利用する生徒たち次第。有志の生徒を中心に2月からこの場の活用を考えるプロジェクトが立ち上がりました。
「NEST」羽を休める場所
生徒たちの投票によってついた名前は「ネスト(NEST)」。思春期の繊細な心に寄り添い、羽を休める場所であるということで「いつでも戻り、翔ける巣」であることを表しています。対話(ダイアローグ)を常に大事にしてきたかえつ有明らしく、「対話」を中心に心身を回復できる場所として、心と体を切り分けず、必要に応じてカウンセリングや医療へと繫げられる支え方ができる場です。
“島”の天板は、学校のある新木場を中心に集められた15種類以上の木材で作られた約1000枚のタイルを並べ、色も形も多種多様で、まさに多様な人のあり方、多様な声を拾う場であることを示しています。
「自分が心地よい場を創る」
どんな場にするか2月から取り組んできたプロジェクトメンバーの生徒たちは「新しい場を創ることに関わることは、自分が心地よいと思える場が学校に増えること」だからこそ参加したと話してくれました。
実際に徐々に生徒の活用が広がってきた今は、「自分にとって、生徒みんなにとって必要な安心できる場、安らぎの場にしたい」「ここに来ることで、話したことのない異学年との会話や交流が生まれた」とどんどん使い方や対話が生まれている様子です。
現在は、ネストへ向かう廊下も心地よい空間になって欲しいと、「廊下プロジェクト」を始めた生徒たちが中心となり、自分たちで腰壁を製作したり、今後はアートもペイントするなど、生徒たちが主体となって自分たちが過ごしやすい学校づくりが広がっているかえつ有明です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
かえつ有明中学校
[学校HP]https://www.ariake.kaetsu.ac.jp/
〒135-8711 東京都江東区東雲2-16-1 Tel.03-5564-2161
最寄駅/
りんかい線「東雲駅」徒歩8分。メトロ有楽町線「辰巳駅」徒歩18分。メトロ東西線・都営大江戸線
「門前仲町駅」、JRなど「東京駅」、メトロ有楽町線「豊洲駅」から都営バス「都橋住宅前」ほか。
