私学探検隊

「文武両道」を旗印に、ほとんどの生徒たちが部活動をしながら自分らしさを追究しています。 「生物部」「化学部」「物理部」の理系3クラブを取材しました。

実験・体験授業が多く、理数教育に定評のある城北埼玉は施設も充実。生物・化学・物理の理系3クラブはそれぞれの実験室で、独立した活動を行っています。

生物部 生き物大好き!

動物だけでなく、学校内のベジタブルガーデンでナス、キュウリ、大根など野菜も育てている。

部員数は中高合わせて約20名。普段は個人活動を中心に魚類、爬虫類、昆虫の飼育などを行っています。ケージの中で元気に動いていたのは、「しげおくん」と呼んで部員たちが大事に育てているフトアゴヒゲトカゲです。

部活動の見せ場である「けやき祭(文化祭)」では骨格標本の展示や、フトアゴヒゲトカゲ、魚やカメ、ザリガニの餌やりなど、飼育中の動物たちの「ふれあい体験」を行って人気を集めました。「生き物が大好きな部員たちの集まりだからこそ、『それぞれが愛情を持って飼育にあたること』で、生命倫理や生物との共存を考えることを大事にしています」(顧問の清水紀和先生)

化学部 実験大好き!

ほのかに魚の匂いが漂う化学実験室の片隅で、部員たちがピンセットを片手にアジの皮を剥ぐ作業の真っ最中。スーパーで買ってきたアジを冷凍し、皮を剥いだ後に薬品で身を溶かして透明骨格標本を作るためです。皮剥ぎのコツは「集中と気合い」で、「1回やるともっと上手くなりたくて挑戦したくなります」。

現在の部員数は中学生のみ14名。写真部と共同で、鉄塩の化学反応を利用した青写真の制作にも挑戦中です。

昨年の「けやき祭」では、肉球型バスボムの手作り実験が好評で、2日間で約800人が訪れる大盛況でした。「身近で安価な材料を使った実験や研究を行っています」(顧問の振屋有志先生)。

物理部 なんでもできる!

今年の「けやき祭」では、「ピタゴラ装置を作ろう」という案が出ているそう。

部員数は12名。天体観測やロボット作り、各種工作など個々の生徒が「なんでもできる部活動」です。アマチュア無線をしている生徒、段ボールを使った歯車制作に取り組んでいる生徒、活動ポスターに使った「紫金山・アトラス彗星」の写真は部員が撮影したものでした。

以前はモデルロケットの打ち上げ実験が文化祭の名物でしたが、「実験に使う外国製の火薬が入手困難」のため、現在は休止中。昨年の「けやき祭」ではソーラーバルーン(太陽熱で浮上させる熱気球の一種)に挑戦しました。顧問の大辻暁先生は「普段は個別の研究テーマに取り組みつつ、部員全体で取り組める新しいテーマを模索中」と話します。

熱中するものを持ち、
主体的に動く生徒たち

多彩なレパートリーが揃う文化部は、活動日が週2~3日であるため、理系3クラブの生徒たちの多くが兼部しています。「多趣味な生徒は自分のスケジュールに合わせて自由に出入りしています」と、理系3クラブ全てに所属している中2生。熱中するものを持っている生徒が多い。多様な価値観を持ち、主体的に動く生徒が多い。そんな城北埼玉の特徴が見えてきます。

男子校ならではのおおらかな空気があるのも、理系3クラブの共通項。城北埼玉には、個々の目標に向かって頑張る生徒たちが居心地よくいられる空間があり、先生方が生徒たちのやる気を上手にサポートしているのです。

 

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

城北埼玉中学校
[学校HP]https://www.johokusaitama.ac.jp
〒350-0014 埼玉県川越市古市場585-1 Tel.049-235-3222
最寄駅/ JR川越線「南古谷駅」・東武東上線「上福岡駅」徒歩25分ほか。 スクールバス:「南古谷駅」・東武東上線「ふじみ野駅」、西武新宿線「本川越駅」からあり。

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