「学術」と「国際交流」が融合した学園祭

中学1年生のプレゼンテーション。原稿を見ずにジェスチャーを交えて話す姿に、会場からは驚きと称賛の声が上がった
研究発表や経営体験など
盛りだくさんな2日間
本科・インターナショナルクラスともに全教科でPBL(Project Based Learning)型授業を展開しているサレジアン国際学園。正解のない課題に対して自ら考え、調べ、仲間と議論し、最適解を導き出す学びが日常となっています。その成果を発表する場となったのが、10月に開催された学園祭です。プレゼンやポスターセッション、模擬店、国際ディベートまで多彩な内容の2日間となりました。
中学1年生は、全員が「AI時代にどう生きるか」をテーマに7分間のプレゼンテーションを行い、PBL型授業の積み重ねが確かな表現力として表れました。

普段の研究成果をポスターセッションの形式で発表。来場者に話しかけるなど、積極的な発表姿勢が見られた
中学2・3年の本科生はゼミ活動の研究成果をポスターセッションとして発表し、インターナショナルクラスは「iTime」と呼ばれる教科横断型の学びの成果を紹介しました。中学3年生は「企業コラボ」をテーマに、赤羽の薬局など地域企業と連携した企画にも挑戦。研究の深さと社会とのつながりを重視した内容に、来場者からは「研究内容の質が高い」「地域との連携が素晴らしい」といった声が寄せられました。生徒たちも来場者に積極的に声をかけ、自分の研究を伝える姿が多く見られ、主体的に学びを発信する姿勢が根づいてきたことを感じさせました。
高校生による模擬店も、単なる販売活動ではなく、経営を学ぶ実践の場として位置づけられています。出店希望グループは、父親の有志団体である「パードレの会」に対して損益分岐点や収益計画を示すプレゼンを行い、承認を得る必要があります。経営のプロから助言を受けながら企画を練り上げる過程は、生徒たちにとって貴重な経験となりました。

インターナショナルクラスの高校生による「アメリカンダイナー」は、接客や販売をすべて英語で行う「オールイングリッシュ運営」に挑戦
海外姉妹校の生徒と
英語ディベート企画も
今年は「インターナショナルウィーク」と同時開催され、香港の姉妹校による文化発表、韓国の生徒によるテコンドー演武など、異文化を感じる催しが行われました。さらに、フィリピンの姉妹校とオンラインでつないだ英語ディベート、来日中の韓国生徒との対面ディベートも実施。中学3年生と高校1年生の英語運用力の高さは際立ち、観覧した保護者からは「スピードが速すぎて聞き取れないほどだった」との声も上がりました。英語教育の成果と国際ネットワークの強みが、目に見える形で示された場となりました。
学園祭の来場者は前年の約1.3倍となり、すべての枠が早期に満席となりました。学術性・国際性・社会性を兼ね備えた同校の学園祭は、単なる学校行事にとどまらず、生徒たちが社会に羽ばたくための実践の場として進化を続けます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
サレジアン国際学園中学校
[学校HP]https://www.salesian.international.seibi.ac.jp/
〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14 Tel.03-3906-7551(募集広報部直通)
最寄駅/
メトロ南北線・埼玉高速鉄道線「赤羽岩淵駅」徒歩8分。JR京浜東北線など「赤羽駅」徒歩10分。
「赤羽駅」からバス「師団坂通り」。
