私学探検隊

ホームカミング―デーと銘打った同窓生の集いで旧友や恩師たちと再会!懐かしい思い出が甦る

2026年に創立100周年を
迎える歴史ある国府台女子学院

大きな節目である創立100周年を目前に、卒業生たちが一堂に会する「ホームカミングデー」を5月10日に開催。同窓生同士の温かい交流の輪が広がりました。

たくさんの卒業生が集まるエントランス。1800名の参加者のうち、一番多かったのはタイムカプセル対象者の817名、旧職員も28名参加した

「創立75年の記念事業で、2000年当時の小・中・高12学年の在校生が『25年後の私へ』というテーマで自分宛てに手紙を書きました。25年後には親になっている世代だから、母親の姿から自分がどうなっているだろうということを想像して書いてもらったと聞いています。中には友だち宛てに書いている生徒や、ご両親から娘にあてた手紙などもありました。それを学年、クラスごとにまとめて真空パックし、タイムカプセルに封入埋設しました。当初はそのタイムカプセルの開封をホームカミングデーのメインにする予定でしたが、予想以上の参加希望の申し込みをいただき、1800名以上が集まる盛大な行事になりました」と話すのは自身も卒業生という事務職員の岩田晴美さん。

5月10日に公開されたタイムカプセルと埋設されたことを記す記念碑。正門を入って左手にある甘茶の樹の下に埋められていた

「参加してよかった」の
温かい声で苦労が報われた

ホームカミングデーのご案内を卒業生と旧職員に送る時期と、入試のタイミングが重なり、大変だったそうです。
「1948年以降の約1万6千人の卒業生に通知を出しました。最高齢は92歳の方です。76歳以上の方には往復ハガキで、その他の方には普通ハガキを送り、二次元コードで出欠のエントリーができるようにしました。結婚や引っ越しを機にハガキが届かずにメールや電話での問い合わせや申し込みをされる方も大勢いました」と岩田さん。

25年前とは思えないほど保存状態のよい生徒たちの手紙の仕分け作業の様子。作業の大変さがうかがえる

当日に向け、昔の校舎や教室などの懐かしい写真を載せたパンフレットを制作。参加者に心に残るものを贈りたいという想いで、校章入りのクッキーと焼き菓子も用意されました。「ケーキ店を営む卒業生の店で2200個の注文をしました。1か月程度の短い期間だったのですが、記念品だから、クッキーに校章の菊菱をいれましょう…と提案してくださったのでいいものができました。準備はゴールデンウィーク中にも関わらず、同窓生が、10人ほど集まって袋づめ作業も手伝ってくれたんです」。当日は型にはまった式典ではなく、同窓生同士の集いの場となりました。新しい校舎に初めて足を踏み入れ、開放された教室で懐かしい友人たちと会話が弾んだそうです。「校舎も制服も代わりましたが、先生は同じ場所にいてくれる…これって私立のよさかもしれません。“参加してよかった”“またやってほしい”という声をいただき、来年タイムカプセルを埋めようという企画もでているので、ホームカミングデーをまたやってもいいなと思っています」(岩田さん)。

「本当に大変だったんですよ」と苦労話をしながらも常に笑顔で語ってくれた岩田晴美さん

菊菱の校章がデザインされたクッキー。100年の記念品は思い出のひとつに

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

国府台女子学院中学部
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