私学探検隊

本物に触れ、研究を深める6年間

「ゼミナール」で自らの
研究テーマを掘り下げる
サレジアン国際学園中学校の本科クラスでは、中学2年生から高校2年生の4年間で個人研究に取り組み、学びを深めます。中学1年次は「プレゼミ」で論文の書き方や先行研究の調べ方を学び、中学2年以降に自ら設定したテーマに応じてゼミナールに所属。学年を越えて集まるゼミ形式で研究を進める点が特徴です。
ゼミナールは「総合的な学習の時間」を活用し、中学では週3時間、高校では週2時間を使って行われ、学園祭でのポスター発表や高校2年の最終論文執筆につなげます。変化の激しい時代に必要なのは、自ら問いを立て、学びを深める姿勢です。探究を通じて生徒は知識の深化とともに、将来の進路を描いていきます。

夏の「ゼミ合宿」で
視野が広がる
本科クラスのゼミ活動は、机上の学びにとどまらず、実際に現地を訪れて研究を推し進める「ゼミ合宿」によって大きく広がっています。
数学を探究する「Math-Lab~数楽研究室~」の生徒たちは、大阪万博のパビリオン「クラゲ館」で、数学と現実社会の関わりを体感しました。京都では、北野天満宮の算額を見学し、伝統的な数学文化を知ることで、古代から現代に至る数学の広がりを体験的に学びました。
化学を扱う「化創ラボ」は、大阪・兵庫・京都へ。島津製作所の研究施設や世界的な放射光施設「SPring-8」を訪れ、最先端の実験設備を間近に見ることで、自身の研究テーマをさらに深める手がかりを得ました。また、大阪万博や京都大学での交流を通じ、化学の可能性と自分の研究を重ね合わせる視点を養いました。
社会課題への挑戦をテーマとする「Entrepreneur養成講座」では、沖縄本島と石垣島へ。沖縄科学技術大学院大学(OIST)では世界最先端の研究活動に触れ、石垣島ではユーグレナ社の研究施設を見学。さらに石垣商工会の方々に、地域課題への解決策を発表し、専門家からの助言を受けました。現場での体験が、課題発見力や研究の方向性を見直す契機となりました。
本科クラス部長の尾﨑先生は「現地での体験は、生徒の関心を広げ、研究に新たな切り口を与えてくれます。ゼミ旅行は学びを前進させる大切な契機です」と話します。
実際に現場に足を運ぶことで、生徒たちは教室では得られない発見を重ね、研究者として自らの研究をより主体的に深めていくのです。

化創ラボ
実験のワークショップを行う生徒たち

京都の島津製作所研究施設へ。実験のワークショップを行う生徒たち

先端の医療系機械の見学に加え操作体験

先端の医療系機械の見学に加え操作体験も行った

文藝批評・文化論ゼミナール
水木しげるロードや青山剛昌ふるさと館を訪問

水木しげるロードや青山剛昌ふるさと館を訪問。美術館や街の取り組みも含め、漫画や文学が文化資源として地域に根づく姿を目にした

Entrepreneur 養成講座
世界の研究者が集まる沖縄科学技術大学院大学(OIST)での特別授業を受講

世界の研究者が集まる沖縄科学技術大学院大学(OIST)での特別授業を受講

ベンチャーから発展を続けるユーグレナの培養先端施設も見学した

ベンチャーから発展を続けるユーグレナの培養先端施設も見学した

2026年度より、医学・科学・情報で未来を拓く、次世代人材育成プログラム「MEDICO」が始動

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。


サレジアン国際学園中学校
[学校HP]https://www.salesian.international.seibi.ac.jp/
〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14 Tel.03-3906-7551(募集広報部直通)
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