私学探検隊

開校以来の理念「諸外国の人々と対等に交流できる教養ある女性の育成」を今に受け継ぐ

「東南アジア文化研修」(中3~高2)でマレーシアの伝統的な文化を体験

「東南アジア文化研修」(中3~高2)でマレーシアの伝統的な文化を体験

鹿鳴館外交が
開校のきっかけに
明治初期、鹿鳴館外交を通じて政財界のリーダーたちは、西洋文化に向かい合うことができる女性の育成に必要性を感じていました。1888年、「諸外国の人々と対等に交流できる教養ある女性の育成」を理念に東京女学館が開校しました。
現在、国際理解教育には1年間の派遣留学やターム留学、そして「アメリカ・サンディエゴ」「アメリカ・ボストン」「東南アジア」「エストニア」「オーストラリア・タスマニア」「韓国」と6つの文化研修があります。また、タイやマレーシア、アメリカなど海外提携校からの訪問団の受け入れも行っています。

インタビューに答えてくれたM・Yさん(左)とA・Iさん(右)。

インタビューに答えてくれたM・Yさん(左)とA・Iさん(右)。両親兄弟ともに海外からの生徒を大歓迎。楽しく過ごせたとのこと

登録制で海外訪問団の
ホームステイ先に
海外提携校からの訪問団は1週間から数週間、同校の生徒の家にホームステイします。受け入れ先は登録制で来日が決まると、登録した家庭に学校より打診があります。今年、ホームステイ先となり、海外の生徒と過ごすことになった中2のM・Yさんと高1のA・Iさんにお話を伺いました。M・Yさんは4月にタイの方、6月にアメリカの方、A・Iさんが4月にタイの方を受け入れました。
「ホストファミリーとなったのは初めてで、タイの子は高1でアメリカの方は12歳でした」(M・Yさん)
「私の家では以前にも留学生を受け入れたことがありましたが、今回タイの子で高1でした」(A・Iさん)
タイの生徒は高2のクラスに入り、日本の学校生活を体験。M・YさんとA・Iさんは一緒に登下校をし、家にいる時は好きな人やモノについておしゃべりをし、休日には出かけたりして過ごしました。ただタイの生徒は英語が母国語ではないため、最初は話が通じるかどうか緊張したようです。しかし、「単語や絵、時にはスマホでコミュニケーションをとることができました」(M・Yさん)、「言葉が通じなくてもリアクションが大事だな、と改めて気づかされました」(A・Iさん)と、言葉の壁を乗り越え、コミュニケーションできることを学んだようです。
M・Yさんは来年度以降タイを訪問し、ホームステイした生徒との再会を熱望しています。一方、A・Iさんはすでに東南アジア文化研修でタイとマレーシアに行きました。「その時、言葉の壁を乗り越えた交流ができ、こちらも発見でした」とも。
同校の卒業生で国際学級主任の青木理恵先生は、「本校の『海外と向き合える女性教育』という精神は開校以来137年間一度もブレずに引き継がれています。また本校では、自国理解も大切な国際理解教育と捉えております。そのようなことからもこのホストファミリーをするという経験は、とても貴重な経験になったと思います。これからも生徒たちには理念の心を受け継いでいってもらいたいです」と語ります。
137年前の理念が色褪せず、脈々と受け継がれています。

ホームステイした生徒たちとの思い出

「とてもフレンドリーだった」というアメリカの生徒とM・Yさん

「とてもフレンドリーだった」というアメリカの生徒とM・Yさん

トムヤムクンを作ってくれたというタイの生徒とM・Yさん

トムヤムクンを作ってくれたというタイの生徒とM・Yさん

日本のサブカルチャー好きで一緒にディスカウントショップにも行ったというタイの生徒とA・I

日本のサブカルチャー好きで一緒にディスカウントショップにも行ったというタイの生徒とA・Iさん


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東京女学館中学校
[学校HP]https://tjk.jp/mh/
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-7-16 Tel.03-3400-0867
最寄駅/
メトロ日比谷線「広尾駅」徒歩12分。JRなど「渋谷駅」・JRなど「恵比寿駅」から都営バス「東京女学館前」。

この学校の詳細情報を見る