失敗を恐れず挑戦する力を育む、探究学習K-チャレンジ
5コース制で
学びたい分野を深く学ぶ
2024年度に教育課程の大幅な改革が行われた共栄学園。高等学校では、「未来探究」「国際共生」「理数創造」「探究特進」「探究進学」の5コースに再編成され、これまで以上に生徒の希望進路に寄り添った指導が可能になりました。
中高で新しい制服も導入され、新たな雰囲気のなかスタートした同校。広報部長の増村薫先生は、「すでに2学年の生徒が新制服を着ていて、学校全体が新しい共栄の姿へと変わってきています」と語ります。
体験を通じて、社会と接点を
持ちながら学ぶ「K-チャレンジ」
高校で新たにスタートした5つのコースでは、専門的な分野を実践的に学ぶ探究活動を重視し、生徒の関心や将来の目標に応じた学びを提供しています。特徴的なのが、それぞれの特色を活かした選択科目「K-チャレンジ」の時間です。
国際共生コースでは、日本に滞在する留学生との交流プログラム「Power in ME」を実施しています。同じ留学生と1年間継続して対話を重ねることで、英語でのやりとりに自信を持ち、恥ずかしがらずに発信できるようになる生徒が増えているそうです。「受け身ではなく、自分から英語を話している姿を見ると嬉しくなります」と増村先生も手応えを感じています。
理数創造コースでは、レゴⓇブロックとプログラミングを通じ、複雑な課題にチームで取り組みます。レゴⓇとセンサーを用いたロボットレースでは、センサーの仕組みを理解しながら、試行錯誤を繰り返してプログラムを組みました。うまく動かない車もあれば、スムーズに一周する車もあり、正解のない学びの面白さを体感する姿が見られました。
「教員が答えを与えるのではなく、生徒が自分たちで答えにたどり着く。そんな探究活動が実現できています」(増村先生)
ほかにも、未来探究コースではAIの基本的な仕組みや活用法を学んだり、探究特進・進学コースでは企業協力のもと、新商品開発やプレゼンテーションといった社会における課題解決のプロセスを体験したりと、まさに様々な「チャレンジ」が行われたK-チャレンジ。「企画プレゼンでは、実際に広報予算で商品化できるアイデアまで出てきました」と語る増村先生の言葉からも、生徒の創造性の高まりがうかがえます。
こうした探究活動の原点には、中学校からの体験学習の積み重ねがあります。中学では、尾瀬ヶ原や釧路湿原などへの校外学習、JAXA職員や国際支援団体など様々な外部講師による講演など、社会や自然にふれる機会が豊富に用意されています。
「中学生のうちから、『やってみよう』『伝えてみよう』という姿勢が育まれているからこそ、高校でのチャレンジにも積極的になれるのだと思います」と増村先生は話します。
生徒たちは、失敗を恐れず挑戦を重ねながら、自らの興味関心を広げています。共栄学園は、そんな前向きな挑戦心を育む舞台として、これからも進化し続けていきます。
共栄学園の“K-チャレンジ” |
6限終了後から部活が始まるまでの1時間で行われる選択科目。他コースのものも複数受講可能 Power in ME ![]() 留学生と交流しながら、「伝わる楽しさ」を実感。世界とつながる力を養う レゴ®エデュケーション ![]() ハード・ソフトの両面を学びつつ、試行錯誤しながら課題に取り組む 課題探究・自由探究 ![]() 企業の協力のもと、企画立案やプレゼンといった社会での課題解決プロセスを学ぶ |
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
共栄学園中学校
[学校HP]https://kyoei-g.ed.jp/
〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋2-6-1 Tel.03-3601-7136
最寄駅/京成本線「お花茶屋駅」徒歩3分。JR常磐線「亀有駅」からバス10分「共栄学園」。