私学探検隊

PBL型授業で培った思考力が大学入試での合格力に

「解がひとつではない問い」に
向き合う力を育てる

本科クラス・インターナショナルクラスともに全教科でPBL型授業が展開されている本校。PBL(Project based learning)型授業とは、解がひとつではない問いに対して生徒自身が最適解を導き出していく論理的思考力を飛躍的に向上させる授業で、その過程で知識の定着をはかり、思考を深める力、他者へ伝える力などを育てます。
この授業を通して目指しているのは、教育目標である「21世紀に活躍できる世界市民の育成」です。これからの時代に求められるのは、与えられたタスクを正確に処理する能力ではありません。課題を自ら発見し、解決していく力が重要であることを見据え、創立当初から大切にしてきた(1)「心の教育」をベースに、(2)考え続ける力 (3)コミュニケーション力 (4)数学・科学リテラシー (5)言語活用力の5つに重点を置き、世界標準の学びを提供します。

「解がひとつでない問い」に対して各自が根拠を明確にしながら最適解を導き出すPBL型授業を全教科で展開

大学入試で高く評価された
思考力・表現力

PBL型授業は、次のように進められます。はじめに、教員から「知識と知恵の違いをどう考えるか(国語)」といったトリガークエスチョンが投げかけられ、生徒は自分なりに根拠を明確にしながら答えを構築します。ロジカルシンキングのフレームワークを用いながら自分の意見を構築するなかで、論理的思考力が深められ、知識の定着もはかられます。
次に、グループで個々の見解を共有し、グループの中で最も論理的・創造的な解を選びます。同級生の多様な価値観や秀逸な論理展開に触れることで視野が広がり、最後に各グループの代表者がプレゼンテーションを行うことで、クラスメイトを惹きつける表現技法が身につきます。
2024年度から中間試験が廃止され、その分PBL型授業の回数が増え、これまで以上に思考力育成に重きを置くようになった同校。学年末試験でもほとんどの科目で小論文やエッセイが課され、試験においても学力をベースにした思考力が問われるようになりました。
2025年度大学入試では、面接や小論文、プレゼンテーションといった思考力や表現力が試される試験形式において多くの合格者を輩出し、上智大学では総合型選抜と学校推薦型で9名が合格。早稲田大学、東京理科大学では一般入試でも合格者を出し、多様な入試形式への対応力を見せました。
担当の尾﨑先生は「PBL型授業を通じて、生徒は自分の興味を深く掘り下げることができます。単なる教科知識ではなく、自分で考えを深め、論理的に考えを伝える力を培った成果が表れたのだと思います」と語り、PBL型授業が入試準備においても効果的であったことが示されました。
夏には、小学5・6年生向けに、同校が普段行っているPBL型授業が体験できるイベントが実施されます。主体的な学びの楽しさに触れつつ、入学後の授業のイメージをふくらませることができそうです。

授業の最後には、グループ内で選出された、最も論理的かつ創造的な解を代表者がプレゼンテーションする

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

サレジアン国際学園中学校
[学校HP]https://www.salesian.international.seibi.ac.jp/
〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14 Tel.03-3906-7551(募集広報部直通)
最寄駅/メトロ南北線・埼玉高速鉄道線「赤羽岩淵駅」徒歩8分。JR京浜東北線など「赤羽駅」徒歩10分。
「赤羽駅」からバス「師団坂通り」。

この学校の詳細情報を見る