中学時代から「本物を経験」して地球規模の視野を育む

校長の五島德之先生
受け継がれる建学の精神
進学実績も躍進中
今から約133年前、校祖の輪島聞声が「進みゆく世におくれるな、有為な人間になれよ」と掲げた建学の精神が、今も脈々と受け継がれている淑徳中学校。「時代の先を行く」先進教育と「世の中の役に立つ人間」の育成に邁進し、東京大学など最難関の国公立大学や医学部医学科、難関私立大学への進学実績を誇ります。
約20年前、現在の躍進につながる学校改革を推進していた五島德之先生が、今年度4月より「歴代校長の思いを引き継ぐ」新校長に就任しました。
留学コースで育まれる
抜群の英語力と発信力
同校の「有為な人間」となる礎は、仏教の教えに基づいた普遍の価値観と、中学時代から「本物を経験する」ことで培われます。

中3の海外研修は、1週間のオーストラリア以外に、3か月の研修も選択可能
鎌倉校外学習、校祖の輪島聞声が眠る知恩院参拝を含めた京都・奈良の国内研修を経て、「中学時代から国際的な視野を身につける」(五島校長)ため、中3全員(3カ月ターム留学者を除く)でオーストラリア語学研修へ。他にも中高生希望者向けのサマーキャンプ(米国・英国)、異文化探究を目的としたマレーシアキャリアプラン研修など、世界とつながる多彩なプログラムを揃えています。
「本物を経験する」方針は、高校の留学コース(1990年開設)にも共通しています。1クラス全員(約40名)の1年間留学を必須とする革新的なプログラムは、国際社会の行方を見越した同校のグローバル教育を方向づけるものでした。

留学コースの生徒たちは、5カ国40校以上から選び、高1夏~高2夏の1年間現地校で学びながらホームステイや寮生活を送る
約35年間に獲得したノウハウで、現在の留学先はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの5カ国、40校以上に広がっています。「1年という長期留学だからこそ身に付く経験値は大きいです」と、五島校長。留学で培った国際的な視野と抜群の英語力を活かして、海外大学に進学する生徒も増えています。
OBチューターが常駐する
中学生向け「淑徳プラス」

GLP発表の様子。各グループで設定した社会問題に関して、ワークショップを通じて参加者も能動的に考える工夫をしていた
五島校長は今年度から新たな取り組みをスタートさせています。その一つが、留学コースの単独プログラムだった「グローバル・リーダーシップ・プロジェクト(GLP)」を、スーパー特進コース・特進選抜コースとの協働にしたこと。ネイティブ教員が指導し、国内外の課題を自ら見つけ、解決方法を模索・実行する探究活動「GLP」に、新たな視点を確保することが狙いです。「各コースの強みを相互補完することで、これまでとは違った化学反応が起きることを期待しています」(五島校長)。
また、放課後の時間を利用した校内予備校「淑徳アドバンス」(高校生対象)に加えて、今年度から中学生を対象にした「淑徳プラス」(午後6時まで)も新たにスタート。「後輩たちの役に立ちたい」と言う同校OBがチューターとして常駐しています。
「仏教の考えに、良い行いも悪い行いも伝播するという言葉があります。先輩たちが継続してきた良い行いが後輩へと伝わり、伝統となって本校の今に繋がっています。『他者から理解され、他者を理解し、共に生きる。』という『利他共生』の心を持った、人の役に立てる人間を育てていきたい」と、五島校長は話します。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
淑徳中学校
[学校HP]https://shukutoku.ed.jp
〒174-8643 東京都板橋区前野町5-14-1 Tel.03-3969-7411
最寄駅/
東武東上線「ときわ台駅」・都営三田線「志村三丁目駅」徒歩15分。
「ときわ台駅」・JR「赤羽駅」からバス「前野小学校」。
スクールバス:「ときわ台駅」「赤羽駅」、西武線「練馬高野台駅」からあり。