私学探検隊

文武両道を特色とする城北埼玉中学校。写真部では校外活動を積極的に行っています。埼玉県深谷市七ツ梅酒造跡で行った撮影実習に同行しました。

入部理由は「勉強と両立できること」父親から借りたカメラで実習に参加

城北埼玉中学校では運動部12、文化部18、同好会8と部活動が盛んで、ほとんどの生徒が部活動に入って有意義な学校生活を過ごしています。

写真部の部員は中高合わせて6名。この日の撮影実習には午前中に中学生2名が参加し、午後から高校生と卒業生が加わりました。普段使いのカメラではなく、それぞれ父親からカメラを借りてきた中2の佐藤くんと西村くん。顧問の渥美龍嗣先生は目的地に向かう途中でも、目についた撮影スポットやアングルなど細かく声をかけていました。入部理由を聞くと、「小学生の頃から家族や旅行先の写真を撮っていました」(西村くん)と言うカメラに対する興味だけでなく、二人とも「勉強と両立できること」を挙げたのが印象的でした。

 

七ツ梅酒造跡の前で、(左から)写真部顧問の渥美龍嗣先生、中2の佐藤くん、西村くん。佐藤くんはキヤノンの一眼レフカメラEOS 5D、西村くんはニコンのミラーレスカメラV1を持っています。

「写真甲子園2023」で準優勝!コミュ力やプレゼン能力の強化にも

写真部の活動日は週1回。4年前に写真部顧問となった渥美先生は、主活動であった文化祭展示や学校行事の撮影だけでなく、コンクール応募など対外発信の機会を積極的に増やしています。

昨年度の「写真甲子園2023」では、初出場ながら準優勝しました。「写真甲子園」は、全国予選を突破した優秀校18校が北海道で行われる夏の本戦に出場し、同一条件下で撮影した作品を競うもの。共同制作による組写真の発表が特色です。

「『写真甲子園』の本選は、撮影から作品選び、タイトル付けまで生徒だけで行います。その準備段階として、普段の実習でもタイトルを意識付けするためにマンダラチャートを活用しています」(渥美先生)。

撮影実習の1週間後に講評会を開いて、生徒同士で作品を論評し合います。また渥美先生は撮影実習の際に、人物撮影の際にどうやって声をかけるか、写真に映り込む住所や名前などの個人情報チェックなどへの注意喚起を行なっていました。「写真部の活動は単に撮影するだけでなく、一つひとつの行動がコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上、情報社会への対応力などにもつながっていくと考えています」(渥美先生)。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

城北埼玉中学校
[学校HP]https://www.johokusaitama.ac.jp
〒350-0014埼玉県川越市古市場585-1 Tel.049-235-3222
最寄駅/ JR川越線「南古谷駅」・東武東上線「上福岡駅」から徒歩25分。 JR川越線「南古谷駅」・東武東上線「ふじみ野駅」・西武新宿線 「本川越駅」からスクールバスあり。

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