私学探検隊

面白くてためになる講座が18種類も!小学生対象の夏休み自由研究教室

ものづくりから読書感想文まで
ワクワクのワークショップ
工学院大学附属中学校・高等学校では、7月30日に小3以上の小学生を対象とした「自由研究教室」を開催しました。同校は毎年夏休みに工学院大学が開催していた「わくわくサイエンス祭」に中高のブースをいくつか設けて参加してきました。しかし、コロナ禍で大学主催のイベントが中止となり、昨年から中高が主催する形で「自由研究教室」がスタート。現在は中高の先生方が中心となってワークショップを実施し、そこに大学の先生や学生も出展して参加しています。文系・理系などの分野を問わず、興味深い実験、ものづくりから読書感想文の書き方まで、夏休みの自由研究にぴったりな18講座を用意し、約30人の先生方が自身の専門や得意分野を活かして指導にあたりました。そして、生徒会など約90人の中高の生徒たちがボランティアで参加。このイベントのためにデザインアート部の生徒がデザインした水色のTシャツを着て、小学生たちに優しく教えてあげたり、フォローしたりと活躍していました。

自由研究教室の一日

中野由章校長先生の情報科学教室

「鉄道模型できみもレイルマスター」で講義する卒業生で工学院大1年の原直路さん

「国名でつくるクロスワードパズル」を担当した入試広報部長の高橋勉先生

校長先生の情報科学講座も
楽しく学べる講座の数々
当日設けられたワークショップは全部で18種類。そのうち3つが工学院大学で理工学を専門とする教授陣による講座で、それ以外の15種類が中高の先生によるものでした。情報科学を専門とする校長の中野由章先生は「校長先生の情報科学教室」を担当。マグネットやテキストなどを活用し、情報科学がゲーム感覚で楽しく学べる講座となりました。中野先生のユーモア溢れる優しい語り口調に参加した小学生たちは引き込まれている様子でした。
同校の卒業生で工学院大学1年の原直路さんは「鉄道模型できみもレイルマスター」のワークショップで中心となって教える側として参加。普段から中高のチューターをしているという原さんは教えることにも慣れているそうで、「この学校が好きなので、中高の卒業生、大学の在校生としていいところを小学生にも伝えていきたい」と話してくれました。
自身も「国名でつくるクロスワードパズル」のプログラムを担当した入試広報部長の高橋勉先生は、「本校は理工系大学の附属ではありますが、理科に関する講座だけではなく、5教科全部に関連した講座を設けました。講義式ではなく、参加型にしていることや、学習キットなどを使わず、教員の手作りで行っているところもこだわりのポイントです。また、本校の校訓は『挑戦、創造、貢献』ですが、このイベントはその中の『貢献』に当てはまり、中学受験を考えていない近隣の地域のお子さんも参加されています」と話します。
楽しみながら学びを深めた夏の一日。参加した小学生やボランティアに当たった生徒たちにとっても、夏休みの思い出のひとつとなったことでしょう。

取り組んだ作品などはこちら!


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

工学院大学附属中学校
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