私学探検隊

バトン部とダンス部が全国大会出場! クラブが勉強の励みに

ダンス部が初出場の大会で見事入賞!

クラブ活動が盛んなことで知られる桜丘中学校。9割以上の生徒が何らかのクラブに所属しており、また高校生も7割程度と、高い参加率を維持しています。どのクラブも活発に活動していますが、その中には全国レベルの大会に出場するクラブも。今回はそうしたクラブの中からバトン部とダンス部について取材してきました。
話をしてくれたのはバトン部の高橋由樹さんと服部ちひろさん、ダンス部の伊藤菜摘さんと鈴木七海さん。高校1年生の鈴木さん以外は皆高校3年生です。バトン部とダンス部が参加したのはUSA(ユナイテッド・スピリット・アソシエーション)ジャパンが主催する「USAナショナルズ・イン・ジャパン2013スクールアンドカレッジナショナルズ全国大会」。実はバトン部はこの大会の全国大会には3年連続出場。一方のダンス部は今回が初の全国大会でしたが、「フォトジェニック賞」に輝きました。今回の受賞について伊藤さんは「シンクロすることが重要なので、振り付けを合わせるのが大変でした。だからこそ受賞できてうれしい」と語ってくれました。また「入学前からダンス部に入ろうと決めていました」という鈴木さん。今回の受賞の喜びもひとしおでしょう。

中高合わせて50名以上が活動しているダンス部。

学校説明会等でも演技を披露するバトン部。

クラブがある日は勉強に前向きになれる

こうした成績を収められるのも、日頃から熱心に練習しているからこそ。桜丘では放課後になると学校中が慌ただしくなり、多くのクラブが活動を始めます。とはいうものの都心の学校で敷地も決して広くなく、練習場所の確保は容易ではありません。強豪クラブであるバトン部もそれは同じ。「練習には天井の高い場所が必要になるのですが、一般教室で練習することも。そんな日はバトンを使えないので、ポジションの確認等を行っています」と高橋さん。苦労が多い分、練習にも身が入るのかもしれません。「今日はクラブ活動があると思うとうれしくて、勉強にも前向きになれます」とは伊藤さん。服部さんも「中学生に指導することが、自分の成長になるのかも」と語ってくれました。ほかにも「5分前行動が当たり前に」「苦手だった人前に出ることができるようになった」等、クラブ活動の良さをたくさん挙げてくれた生徒たち。桜丘では、クラブ活動が確実に生徒の成長の機会となっています。

USAジャパン大会には9名のメンバーでヒップホップに挑戦。見事フォトジェニック賞に輝いたダンス部の伊藤菜摘さん(左)と鈴木七海さん(右)。

高橋由樹さん(左)と服部ちひろさん(右)は共に高校3年生。「大きな大会が終わったので、そろそろ受験勉強に本腰を入れる」とのこと。

桜丘中学校
[学校HP]http://www.sakuragaoka.ac.jp/
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