私学探検隊

運動が好きになる!共に学んで楽しむ鷗友学園の運動会

運動会実行委員会は争奪戦!毎年待ち望む生徒が続出

2021年10月8日に開催された運動会は、コロナ禍でありながら生徒たちの工夫が光り、成功裏に終わった。

2021年10月8日に開催された運動会は、コロナ禍でありながら生徒たちの工夫が光り、成功裏に終わった。

例年、生徒のパワーに圧倒される鷗友学園の運動会。盛り上がりの秘密はルールや審判などすべてを生徒一丸で取り組むこと、ゲーム感覚のユニークな競技が多いことにあります。1年も前から運動会実行委員会(以下運実)が組織され準備を進めます。今回はその中心を担った6名の高校3年生を取材しました。
「運動が好きで毎年一番の楽しみが運動会です。中2から運実に入って、競技者として参加しながら競技のルールや流れを体得してきました。中3で学年長として総括する立場を経験したことから、自ら伝えたい気持ちが大きくなり委員長に立候補しました」というAさんは見事投票で委員長に。Bさんは、高1の頃に毎年10月に向けて運実メンバーが活発に動く姿に影響されて立候補したそう。運実の総務はやりたい人が多く争奪戦。その分選ばれたメンバーの力が存分に発揮されています。

コロナ禍での運動会も工夫次第 ハプニングも協力して乗り越える
運実はコロナ禍でも運動会を楽しむために、競技数は変えず時間と人数を減らして“やり方”を変えることにしました。競技のアイデア出しや話し合いは、BYOD(BRING YOUR OWN DEVICE)を活用し、スプレッドシートを全学年で共有して効率化。Googleクラスルームでお知らせを配信するなど書記の活躍も光りました。
「例えば5人で棒を握って走る“つむじ風”は、棒を長くして人数を減らすことで距離を取りました。また、フラフープを使って物理的に離れないとできない競技を考えました」(委員長)。
競技中は消毒を徹底すること、観戦方法はブルーシートの上でのピクニックスタイルから、区間毎にイスを配置して観るスタイルへ。応援は事前に録音したものをスピーカーで流す工夫も考えました。順調に進んでいましたがまさかのハプニングが起こります。
「運動会の前月に新型コロナウイルスで休校が決まったんです」(委員長)。
緊急事態宣言が出たらやれないという状況下で、「やるか、延期か、中止か」を迫られ「やる」方向で動いた運実。
「ようやく迎えた運動会予行前日に、今度は雨が降ったんです」(校長先生)席配置のために校庭に引いた1500本の線が消え、再び引き直す羽目に。
そんな困難な状況下でもしっかりと準備してきたことが活きて運動会当日は大盛況。「今は楽しかったことしか覚えていない」とOさん。その“楽しさ”の中には、充実した“学び”が詰まっているからに他なりません。
「行事は参加する生徒や委員や係、多くの人が動いて成立することを知りました」(Uさん)
意見の衝突も含めてコミュニケーションすること、相互協力の大切さを学び、2022年度メンバーに受け継がれました。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

鷗友学園女子中学校
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