「和」の精神に基づき、中高合同練習で切磋琢磨し、全国を目指すクラブを紹介します
「和」の精神を核とし、思いやりと品格を育てる女子教育を行っている聖徳大学附属女子中学校。毎日のお昼に全校生徒と先生方が食堂で会食をするなど、コミュニケーションを大切にした温かな校風で知られています。1年(中1)から6年(高3)をたて割りにして作った「友和班」も大きな特徴の一つ。毎日の清掃や体育祭などの行事で協力しあうなかで、自然に上級生は下級生の面倒をみるようになり、下級生はその姿をお手本に成長していきます。もちろん部活動も中高合同で活動。人気のバトン部とマーチングバンド部の活動の様子を紹介します。
全国大会銀賞に輝き練習に熱が入るバトン部
可憐なユニフォームとポンポンで人気のバトン部は、千葉県でトップレベルを誇り、関東大会の常連。2014年には、中学高校そろって念願の全国大会へ出場し、中高ともにみごと銀賞に輝きました。顧問の長岡珠美先生は、「全国のレベルを肌で感じ、上には上があると知った生徒たち。金賞を目指すという新たな目標も見つかり、いっそう意欲的に練習しています」と眼を細めます。
美しさを競う競技だけに、個人の技を磨くことはもちろん、チーム全体の息を合わせる繊細さ、側転などの体操の要素も重要です。集中力が途切れるとケガにも繋がるだけに、練習場には笑顔のなかにもキリリとした空気が漂います。「大会やパレードで演技することで、多くの人に夢を与えられる部活です。楽しくがんばることをモットーに、先輩に教わりながら、みんなでよく話し合い練習しています」と語るのは、中学の部長を務める川上はなさん。最大の目標である「バトントワーリング全国大会」の他、「ソロコンテスト」や「全国共通技能検定」に向けて、“全国を知る”みなさんの活躍が楽しみです。
家族のような絆を基に美しいマーチングを
マーチングバンド部は音楽が大好きな女子に人気で、すてきなユニフォームも憧れの的。走り込みや筋力トレーニングにも熱心に取り組んでいます。「部員と同じ目線で、心を一つに全国を目指す」と語る顧問の紫垣英二先生を中心に、大きな家族のように仲のよいクラブです。紫垣先生の指導の基本は、自分たちでよく考え自主的に行動すること。そのような日々の取り組みを通して、まわりを気遣いながら行動できる人になり、思いやりをもって後輩を育てるなど、目に見えて成長していくそうです。
6年生の部長の金井佐弥菜さんは、「よりよい演技のためなら下級生から上級生に注意やアドバイスをするなど、年齢に関係なくお互いに高めていけるチームワークが伝統です」と語ります。これは向上心と互いの信頼感があって初めて成立する絆といえるでしょう。千葉県内はもとより関東大会でもトップレベルの実力。自分たちにしかできない美しいマーチングで全国を目指し、ひたむきに練習を重ねています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖徳大学附属女子中学校
[学校HP]http://www.seitoku.jp/highschool/examination/junior_info.php
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☎ 047‐392‐8111
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