私学探検隊

私たちは何のために学ぶのか。答えの輪郭が見えてくる桜美林の「探究学習」

自分だけの問いを立てる
 桜美林大学が運営する「ディスカバ!」をご存じでしょうか。他大学や有名企業も参加する、10代のためのキャリア支援プロジェクトです。問いを立て、調べてまとめたら、スライドを作って桜美林大学の教授の前でプレゼンします。同校もこのプロジェクトに参加しています。
 今年度の中3は、中2時に取り組んだグループ探究の経験を活かして、個人探究に取り組んでいます。前年度との大きな違いは「問い」の立て方です。提示された複数の問いから選ぶのではなく、生徒一人ひとりが自分で探しました。「好きなもの」を書き出し、組み合わせて、答えのない問いを探すことから探究する中で、生徒たちはさまざまな気づきを得て、成長を実感しています。

個人探究は個性が出るから面白い
 問いを立てる上で「好きなものが多すぎて苦戦した」と話すのは光吉彩乃さんです。最終的に「海外」と「アイドル」を組み合わせて、人気を得る傾向を調べました。その中で自覚したのが「自分には好奇心が人一倍あり、好きなことはいくらでも調べられる」ということです。「海外留学も含めて、これからも新しいことにチャレンジしていきたい」と目を輝かせています。


 米山幸弥さんは「AI」と「乗りもの」を組み合わせて、AIバスを調べました。自ら連絡して車庫に出向き、撮影やインタビューを実施。現状を理解したことによって、AI技術の進化が乗り物に与える影響に、ますます興味が深まったようです。「この機会に、最近、話題のAIを知ることができてよかった」と、手応えを感じていました。


 劉 浩越さんは「航空会社によって味が違う」「おいしくないと感じる時もある」という実体験をもとに「機内食」を調べました。そのうち「自分が航空業界に興味をもっていたことに、改めて気づいた」と言います。さかのぼれば、桜美林大学に航空を学べる学科(現在は学群)があることも、同校を志望した理由の一つ。この気づきが、劉さんの未来にどう影響を与えるのか、楽しみです。

何のために学ぶのかが見えてくる
 動物好きの藤田真夢さんは、動物を軸にコミュニケーションや幸福度などを調べると、すでに先行研究がたくさんあって、問いの再考を余儀なくされました。
「答えのない問いを探すことから始めましょうということだったので、『犬』に絞り、たくさん調べた中で出てきた『人間心理学』を活用して動物の心情を理解できるか、という問いを立てました。自分らしい問いだと思っていますが、みんなが『海外』とか『未来』とか『国際的』とか、大きい規模のものを調べていると知って、自分の探究は自己満足なのでは?と考えさせられました」
 良い刺激を受けて「動物のレスキューにつながるような成果を」と、決意を新たにしています。


 学年によって取り組むプログラムは異なりますが、同校が探究活動を大事にする理由は、「何のために学ぶのか」をそれぞれのタイミングで考える機会になるからではないかと感じました。「あなたの力を、誰かのために」——その扉を、桜美林の探究で開いてみませんか。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桜美林中学校
[学校HP]https://www.obirin.ed.jp/
〒194-0294 東京都町田市常盤町3758 Tel.042-797-2668
最寄駅/JR横浜線「淵野辺駅」からスクールバス8分、京王線・小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター駅」からスクールバス約20分。
JRなど「町田駅」から路線バス「桜美林学園」ほか。

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