高大連携の探究ゼミで学会主催の発表会に挑戦!高等部1年「探究」の取り組み
2022年度より、中1から高2の学年で週1コマの「探究」の授業を実施している田園調布学園。中学では企業から与えられる課題にグループで取り組み、デザイン思考を用いた課題解決のプロセスを学びます。一方、高校では個人探究へと発展させるため、昨年度から高1で「探究ゼミ」を開講。様々な分野で活躍する専門家や大学の先生などを講師に迎え、研究テーマの設定や探究の進め方を学ぶ機会を設けています。
今回は、東京理科大学との高大連携のゼミにおいて、大学の先生に継続的な指導を受けながら、実験を重ねてデータを収集・分析するといった大学レベルの学びにチャレンジし、日本物理学会のジュニアセッションでの発表まで行った生徒さん3名に、ゼミでの様子やそこから得た学びについてうかがいました。
探究ゼミテーマ(抜粋)
●動物とヒトの関係を再構築する
●平和を想像しよう
●世界の“教育”とつながる
●ワクワクの未来の創り方(宇宙開発)
●科学と社会をつなげる(科学コミュニケーション)
●国際協力を多角的に見る
探究ゼミ 「ビー玉装置を用いてノイズの謎を探る」 生徒さんインタビュー

大学の先生は2週に1度のゼミ授業にほぼ毎回来校され、直接指導いただきました
実験回数合計1300回!地道な動画解析データから
ノイズとは何か?にせまる
私たちは、東京理科大学理学部物理学科の山本貴博先生・住吉亜衣菜先生に教えていただきながら、電気信号の中に潜むノイズの性質について調べました。
電流や電気信号は目に見えない電子の動きなので、電子をビー玉に置き換えて実験を行いました。実験装置を制作するところから始まり、「電圧」に見立てた装置の高さを変えながらビー玉を転がしてかかった時間を計測していきます。必要なデータ数を集めるために行った実験は合計1300回!朝の時間や休み時間、部活動のない放課後などを使って、協力しながらひたすらビー玉を転がしました。

ビー玉を転がして録画をしている実験の様子
どうしたらノイズの発生を抑えられるのか、手ごたえを感じ始めたのは夏休みの中間発表にむけてグラフを作り始めた時でした。データの精度を上げるために2学期も実験とデータ収集を続け、11月にまとめの資料を仕上げました。定期考査の時期と重なって本当に大変でしたが、結果として、日本物理学会のジュニアセッションの書類選考を通過し、口頭発表に進むことができました。
このゼミを通じて、粘り強く一つの物事をやりとげる力や、色々なデータをどのようにまとめるかを考える多角的な視点が身についたなと感じます。またチームだったからこそお互いに協力し合うことができたとも思います。本来は高1で終わるゼミ活動でしたが、高2でも実験の手法を変えて引き続き探究を続けていきます。

オンラインでの口頭発表後、東京農工大学での対面の発表にも挑戦しました

今回お話をうかがった生徒の皆さん
生徒さんの口から自然と出てきた
育てたい生徒像とリンクする感想
「生徒たちが話してくれた、他者と協同することとか、広い視野を持って行動していくことは、本校が卒業時に育てたい人物像として掲げているディプロマポリシーの文言とまさに一致しています。探究の取り組みを通じて、知らず知らずのうちに、生徒たちの中に本校の理念が育っていることが分かり、こちらもうれしくなりますね」と取材に同席された入英樹先生は話されます。
探究の授業の他にも、「教科横断型授業」や外部講師による「土曜プログラム」など、体験を通じて生徒たちの「なぜ?」と考える力を育成するプログラムがそろう田園調布学園。生徒さんたちも「やりたいことにチャレンジをさせてくれる学校だから、自分で考えて動けるようになります」と話します。中高の6年間を通じて、まだ知らない自分の可能性や好奇心を発見し、大きく育てていける環境が整っている学校です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
田園調布学園中等部
[学校HP]https://www.chofu.ed.jp/
〒158-8512 東京都世田谷区東玉川2-21-8 Tel.03-3727-6121
最寄駅/
東急東横線 目黒線「田園調布駅」徒歩8分。東急池上線「雪が谷大塚駅」徒歩10分。
