私学探検隊

「知耕実学」が育む探究心課題研究から東大「高校生研究員」へ

「知耕実学(本物に触れる体験を通して知を耕す)」を教育理念に掲げる農大一中。稲作や味噌づくりなど、農大ならではの実学教育を通して、本物に触れながら学ぶことを大切にしています。
2026年冬には、新校舎「知耕実学棟」も完成予定。本格的な理科実験室や図書館など、探究の学びを支える環境がさらに広がります。

Wpc.と連携した一中一高ゼミ。

Wpc.と連携した一中一高ゼミ。「日傘の常識」を変えるキャッチコピーづくりを通して、人の意識や行動を変える言葉の力を学びました。

学びを広げる「一中一高ゼミ」
放課後に開講される希望制講座「一中一高ゼミ」は、教員による講座だけでなく、生徒が立ち上げたゼミや、企業・卒業生・専門家と連携した講座など、多彩な学びの場となっています。
学年や教科の枠を超えて学び合い、興味・関心を広げながら、新たな探究や挑戦へとつなげています。

好奇心を研究へ「課題研究発表」
日々の授業では、本物に触れながら観察・実験・分析を行い、自ら考え、まとめる力を養っています。その学びを発展させる取り組みが「課題研究発表」です。
興味・関心のあるテーマを自ら設定し、調査や実験、考察を重ねながら研究を進め、その成果を発表します。完全中高一貫校となったことで、高校でも継続して研究に取り組めるようになり、大学や研究機関での活動へ発展させる生徒もいます。

高校2年中村美晴さん

高校2年
中村美晴さん
海が大好き。将来は海の環境問題についてもっと学べる大学へ進み、研究も続けていきたいと話してくれました。

農大一中の知耕実学 STUDENT STORY


課題研究、その先へ
「もっと研究を続けたい」という思いが東大「高校生研究員」へ
高校2年の中村美晴さんは、昨年度、東京大学先端科学技術研究センター「高校生研究員」として研究に取り組みました。その原点は、中学時代の課題研究にあるといいます。
海に関するイベントで実際にマイクロプラスチックを目にしたことが、マイクロプラスチックに興味を持つきっかけでした。その関心をきっかけに、中学では多摩川流域のマイクロプラスチックをテーマに課題研究に取り組みました。研究を進める中で、「まだできることがあるのではないか」と感じ、高校でも研究を続けたいという思いが強くなったといいます。
そこで先生に勧められたのが、東京大学先端科学技術研究センターの「高校生研究員」です。選考を経て研究員に選ばれ、大学院生のメンターからSlackで助言を受けながら研究を進めました。論文や研究方法について新たな視点を得たことで、「こんな考え方もあるんだ」と研究の視野が大きく広がったと話します。
研究では、マイクロプラスチックを効率よく回収するため、吸着材や回収装置の開発・製作にも挑戦しました。モーター部分が水にぬれないよう防水加工を施すなど工夫を重ね、試作品を改良しながら何度も川で実験を繰り返しました。
成果発表会では、東京大学の教授ら研究者を前にポスターセッション形式で研究成果を発表。「質問を受けることで、自分の研究を客観的に見つめ直すことができました。研究内容だけでなく、伝え方や考え方も学ぶことができたと思います。」と、東京大学での研究を通して得た大きな成長を振り返ります。


▶試行錯誤を重ねて製作したマイクロプラスチック回収装置
河川や海でマイクロプラスチックを回収するために自ら製作。前年度の研究結果と比較しながら、分布の変化やより効果的な回収方法について考察しました。

試行錯誤を重ねて製作したマイクロプラスチック回収装置

▶東京大学で研究成果を発表
「新開発の吸着材を用いた河川流域におけるマイクロプラスチックの存在量の比較」をテーマに、吸着材の有効性や河川流域での調査結果について発表しました。

東京大学で研究成果を発表


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東京農業大学第一高等学校中等部
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