私学探検隊

読書を通して育てたい力 ~進化する読書教育~

蔵書数6万冊で床暖房完備の図書館。

蔵書数6万冊で床暖房完備の図書館。目線よりも低い書架とすることで奥まで見通すことができ、開放的なつくりとなっています

読書の三輪田
三輪田学園は以前から読書を重視し、教員手づくりの「読書のすすめ」を生徒に配布しているほか、中一の国語と中三の社会で、それぞれ一時間ずつ読書の時間を時間割の中に組み込んで、図書館で授業をおこなってきました。 
中一の国語読書では、一学期に自分が選んだ本のポップづくりをおこないます。つくったポップをクラスメイトと見せ合うことで、新たな本との出会いも生まれます。二学期には新書の批評、三学期には各自で決めたテーマをもとにブックトークをおこなう予定です。
読書の授業とは言っても、ただ本を読むだけではなく、読んだことをもとに表現することに力点を置いています。

プレゼンテーションボードを用いた発表会。

プレゼンテーションボードを用いた発表会。シンプルであるがゆえに、要点をわかりやすく示すことができます

卒業論文の執筆
中三の社会科読書では、一学期の間、岩波ブックレットを教材として、精読の訓練をおこないます。クラスをいくつかのグループに分け、グループごとに一冊の本を担当し、クラスメイトに対して内容紹介をするというものです。まだその本を読んでいない人に対して、本の要旨をわかりやすく説明する練習を通して、正確に読み取り、理解する力を養います。また、グループ内での役割分担を通して、協働的な学びを体験します。
二学期以降は、卒業論文の執筆をおこないます。一学期に学んだ基礎の上に各自がテーマを設定し、参考文献を探し、読み込んで自分の見解をまとめます。テーマは、広く社会科学とかかわり、考察に値するものであれば、何でもよいことになっています。授業では、章立ての方法、適切な引用の仕方、注の付け方など、論文の形式についても指導しています。
三学期には、プレゼンテーションボードを用意して、各自の成果の発表をおこなっています。

読書は探究学習にも貢献
本校は、中学でMIWADA-HUB、高校でMIWADA-LABという探究学習の時間を設置しています。どんなテーマであっても、文献を読み解く力は探究的な学びの基礎として必要ですから、読書の時間は探究ともつながっています。
一方、探究活動では生徒個人の自由な発想や提言も重要であるのに対して、卒業論文では、現状や背景の分析を主眼においています。中には、中三の卒業論文で扱ったテーマを発展させて高校での探究活動に取り組む生徒もいます。
それぞれの方法の強みを生かして、生徒一人一人の興味・関心を広げ、進路に向けた意識形成にも役立つ科目でありたいと考えています。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

三輪田学園中学校
[学校HP]https://www.miwada.ac.jp/
〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15 Tel.03-3263-7801
最寄駅/
JRなど「市ケ谷駅」徒歩7分。JRなど「飯田橋駅」徒歩9分。
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