私学探検隊

生徒が自律的に探究を深める 「プロジェクトフェスタ」

横浜創英が学びの根幹に据える「探究学習」。その集大成となる発表会が2025年度に大きな変貌を遂げた。3月17・18日に開催された「プロジェクトフェスタ」である。今年は中学・高校合同での初開催となり、体育祭・文化祭に並ぶ「第3の行事」へと押し上げられた。

運営の核となったのは、公募により結成された「プロジェクトフェスタ実行委員会」だ。高校1年生の3名を中心に、生徒会も加わり学年を超えた連携体制が組織された。

当日は企業人や教育関係者など多様な外部講師を招聘。興味ある分野を深めるサイエンスコースでは、「ニホンリス由来の腸内細菌叢によるイボテン酸代謝機構の解析」など専門性の高い発表が展開された。一方、集団での課題解決力を育むグローバルコースでは、学校生活改善のためにコンビニ誘致を学校法人に提案する班や、実証実験のため当日キッチンカー4台を誘致した班など、失敗や葛藤も含めたプロセスの成果が発表された。

実行委員会の活動ぶりは教員の想像を超えていた。公式ホームページの開設やPR動画制作、当日の動線設計や備品管理に至るまで、専門性の高い実務ノウハウを自ら調べ完遂したのである。

現状に満足せず
さらなる
進化を宣言

生徒を支援したキャリア支援部の教員は「教員が介入したのは大枠のスケジュール決定だけで、準備や動線設計などは生徒たちが主体的に行った。日頃の探究学習で調べて実行する力が身に付いていた」と振り返る。

それでも生徒たちは今年の成果に満足していない。開催後、実行委員会が外部講師へ送ったお礼状には、「まだ生徒全員にとって誇れる行事になりきれていない」と課題を直視し、「2年目となる来年からは在り方そのものを抜本的に変えていく覚悟です」と力強い宣言が記されていた。教員は「探究のカリキュラム作りで抱えてきた悩みと同じことを彼らが語る姿に、確かな手応えを感じる」と生徒の成長に目を見張る。

主体性を重んじる環境で、生徒は社会とつながり自ら歩む力を育む。横浜創英のプロジェクトフェスタは、さらなる進化を見据え、すでに動きだしている。

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

横浜創英中学校
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