「自分を愛する心」を羅針盤に、未来へ。独自の総合学習「マーガレットタイム」
「アンガーマネジメント」を全学年で導入
相模女子大学中学部が教育の柱に据えるのは、生徒が自らの可能性を信じ、主体的に人生を切り拓くための「自己肯定感」と「自己実現」の育成です。その核となるのが、独自の総合学習「マーガレットタイム(MT)」。「自分・自然・未来」をテーマに命と向き合い、非認知能力を育む土台となっています。副校長の堤真美先生は、「自我形成期に自分を尊い存在だと認めることは、将来困難に直面した際に自らの背中を押す力になる」とその意義を語ります。
この「心の教育」を深化させるため、同校では2023年度より「アサーショントレーニング」を導入。今年度からはその進化版として、全学年で「アンガーマネジメント」を本格始動させました。ネガティブな感情を否定せず、自身の考え方の癖を知ることで、自他を尊重したコミュニケーションを習得していきます。

「生徒それぞれが物差しを持ち、自分の可能性を信じられる力を育てたい」(副校長・堤真美先生)
命や社会と向き合う3年間
3年間を通じたMTのカリキュラムは、多様な「種まき」にあふれています。
1年次は、専門家から命の誕生について学び、産婦人科医による生理の授業を保護者と受講することで思春期の身体の変化を理解します。
またグループでミッションに挑む「プロジェクトアドベンチャー」を通じて、自分の意見を伝える難しさや傾聴の大切さを体感。さらに、車椅子・白杖体験や、障害者就労施設への取材を通じて社会の多様性と共生の仕組みを学んでいきます。
2年次には「社会の一員としての自分」を意識し、より広い世界へと視野を広げます。保護者や卒業生が登壇する「職業探究フォーラム」では、一般企業から専門職まで多様なキャリアに触れ、仕事のやりがいや困難、必要とされるスキルについて学びます。富岡製糸場の見学では「女性の近代的就労の先駆」という視点から歴史と働き方を捉え直し、将来の自らの役割をイメージするきっかけを得ます。
3年次には「命の過去・現在・未来」を深く掘り下げます。北里大学看護学部と連携した実習では、乳児人形でのお世話や、妊婦疑似体験を実施し、命を育む責任の重さを肌で感じます。「赤ちゃんとママ・パパふれあい体験学習」では、子育て中の卒業生とその赤ちゃん、育児中の父親を招き、実際の乳児に触れながら、ライフキャリアの現実について直接話を伺います。
広大なキャンパスの中で、多様な価値観に触れながら育まれる「自分を愛する心」は、彼女たちが人生という物語の主人公として歩み続けるための確かな羅針盤となるでしょう。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
相模女子大学中学部
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