肯定派・否定派に分かれ、英語を使って議論 大会実績も豊富なディベート有志団体

左から高2のR.M.さん、S.S.さん、M.T.さん、C.N.さん
先輩が後輩を育て、
力を伸ばす風土
白百合学園中学高等学校では、部活動とは異なる有志団体という形で英語ディベートサークルを運営。中1から高2の生徒が在籍しています。ディベートでは3人1組のチームを作って、環境問題、社会課題など、与えられたテーマについて肯定派と否定派に分かれて、英語を使って議論します。今回は、この団体に所属して活動している高2の4人の生徒と顧問のファウラー・ライアン先生、山本智恵子教頭先生にお話を伺いました。
「この活動は2018年頃に英語の教員が数名の生徒を外部の英語ディベートのイベントに連れて行ったことがきっかけで始まりました。最近は特に生徒たちの自律性や組織力が格段に上がったことを実感しています。教員はできるだけ口を出さずに、生徒の主体性を育てることを大切に考えています。練習では上級生が下級生に英語での論理の組み立て方についてフィードバックをし、後輩を大切に育てていこうという姿勢があります」と山本先生は話します。

Mixidea Cup(ミクシディアカップ)にて。賞状を手に
視野が広がる
多彩なテーマ
高2の4人は小学生までに学校以外で英語を学んだ経験があったり、帰国生であったりと、英語が身近な環境だったことからこのサークルに関心を持ち、中1の時から活動。「公式戦が年に3回。その他イベントを含め、年に10回ほどのペースで大会に参加しています。オンラインで他校と練習試合をすることもあります」(C・Nさん)
ディベートは本来の自分の考えとは反対の意見を主張しなければならないこともあります。「ディベートに入る前に15~20分の準備時間があるので、同じチームの仲間とよく話し合い、考えを突き詰めるうちに自然とその立場に共感した発言ができるようになります」とM・Tさん。「『政治に占いを活かすべきか』というテーマを肯定派で論じなければならなかった時はとても難しかったです」(S・Sさん)、「『環境破壊など人間の行為によって動物が絶滅することは良いことか』というテーマで肯定派となった時には、『ワクチンのように人為的に“抗体”をつけることにより、将来、より大きな自然災害を生き抜く遺伝子を残せる』という論理を英語で組み立てました」(R・Mさん)とそれぞれ経験を話してくれました。

アメリカで開催されたワールド・スカラーズ・カップ(WSC)にて
今後の目標は
大会で優勝すること
4人は海外で開催された大会に出場した経験もあり、外国人の生徒とディベートのチームを組んだこともあるのだとか。「ワールド・スカラーズ・カップ」(WSC)という大会では韓国でのラウンドを経て、アメリカのイェール大学で行われた決勝ラウンドまで進出。ライティング部門で入賞も果たしました。ファウラー先生は「多様な視点から物事を考え、国際的なコミュニケーションをやり遂げた体験は生徒たちの自己肯定感を大きく育てています。高校卒業後も高いレベルで英語を使い続けてほしいと思っています」と話します。4人は今年の秋で活動引退となりますが、それまでに小さな大会でもいいからチームで優勝することが目標なのだとか。ディベートで培った英語力と論理的思考力は将来、どんな進路に進んでも役立つ経験、スキルとなりそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
白百合学園中学校
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