丘陵地帯の里山の生態系を学べるビオトープ。自然科学部は、その管理・植生・生き物調査をはじめ、自ら興味を持ったテーマに挑んでいる。部員の皆さんに話を伺った。
多彩な生き物や植物が
集まる自慢のビオトープ

ビオトープには2つの池や小川がある。また珍しい植物を集めた一角や小さな畑も。多種多様な生き物や植物たちが生息していて、小さい施設ながらも大きな自然を形成している。
「キリスト教に基づく人格形成」が教育理念の明治学院中学校。近くには狭山・多摩両丘陵があり、緑あふれるキャンパスは5万6000㎡と広大です。さらにその中にあるビオトープは、理科の授業や自然科学部の活動の場として季節ごとに様々な表情を見せてくれます。
自然科学部の顧問・吉田理美(りみ)先生に活動について伺いました。
「活動は週4日、月曜と火曜、金曜と土曜です。現在部員は中学生を中心に7名で主な活動は月1でビオトープの植物調査や水質調査のほか、一人ひとり自身で課題を見つけて研究や実験などを行っています。ちなみに、ビオトープですが、生き物も多彩で水生昆虫やアズマヒキガエル、タヌキ、ハクビシンのほか今朝はサギがいるのを見ました。また、近々赤外線カメラを設置してどんな生き物が現れるか確認したいと考えています」
ビオトープでとれたという魚を水槽で飼育していますが、「じつは何の魚かはまだわかっていません。成長するまでみんなで観察します」という活動も。
一方フィールドワークや合宿で校外へ出ることもあり、活動も多岐に及んでいます。「自然科学部」という名の通り、自然と科学、両方取り組める部活です。
「卒業生の中には年縞(地層)博物館の館長や介護ロボットを開発する会社を起業した方、今年度から理科の教員として本校に戻ってくる方もいます」
自然科学部での活動が後の進路につながっているようです。

自身が作った空気砲やリースなど、自然科学部由来のものをそれぞれ手にして…(左から)鈴木さん、北原さん、肥沼さん、千代田さん、立川さん。
虫が苦手でも大丈夫!
虫の生き方にも感動できます
中2の北原朋実さん、千代田陽(みなみ)さん、鈴木佐和さん、立川友唯さん、高1の肥沼愛莉さんにお話を聞きました。
まず、入部理由について伺うと、「自然や動物が好きだったからです」(北原さん)、「学習との両立ができる部活を探していました」(千代田さん)、「スライムが好きでスライムが思う存分作れそうな部活だったので」(立川さん)、「見学した時、先輩後輩の仲が良さそうなのを見て憧れました」(鈴木さん)、「もともと文系でしたが、見学に来た時に実験が楽しそうだったからです」(肥沼さん)とみなさんそれぞれ。
また「じつは虫が苦手」という部員も何名かいて、「ビオトープで虫を見つけると今でも固まってしまいます。でも、それ以上に楽しんで活動しているので虫が苦手でも大丈夫ですよ!」とのこと。一方、ビオトープ管理中に「夏休みに蚊に100か所以上刺されました。しかし、逆に1匹1匹強く生きているんだなと思いました」(千代田さん)というハプニングからの感動も。さらに、ビオトープでは野菜も育てているようで、「みんなで畑を耕したりしたことも楽しかったです」と口を揃えます。
中には「自然科学部に入ってから自然にも目がいくようになり、スマホをいじる時間が少し減った」という部員も。
クラブ体験会などのイベントでは、小学生と一緒に実験をする機会もあります。ぜひ参加してみてください!
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
明治学院中学校
[学校HP]https://www.meijigakuin-higashi.ed.jp
〒189-0024 東京都東村山市富士見町1-12-3 Tel.042-391-2142
最寄駅/ 西武拝島線 国分寺線「小川駅」徒歩10分。JR武蔵野線「新小平駅」徒歩25分。
