中1「ベトナム研修」は実践的プログラムで異文化体験
中学IGSコースで
全員参加の「ベトナム研修」
2026年度に創立50周年を迎える八千代松陰。広大な敷地に恵まれた教育施設を擁し、「生徒一人ひとりの持ち味を生かす教育」を行ってきた同校は、高校のIGSとAEM(共に特進)コースのプログラムを中学に導入。2024年度から中高一貫のIGS(6カ年特進)コースをスタートさせました。IGSは「Intercultural General Studies」の略で、「異文化理解のために必要な教養全般を学ぶ(コース)」の意味。定員30名の1クラス制で6年間クラス替えなし。「確かな学力」「キャリアデザイン」「グローバル感覚」の3つをキーワードに、多彩な国際交流プログラムが用意されています。

取材に答えてくれたIGSコース1年のみなさん。左から田中美睦さん、伊藤さくらさん、森田志美さん、片倉千暁さん。
中1の3学期に実施される全員参加の「ベトナム研修」も、生徒たちに人気が高いプログラム。異文化理解や主体性を高め、国際感覚を磨くことを目的としたGCP(グローバル・チャレンジ・プログラム)の一環です。同校OBの事前講演会やJETROアジア経済研究所訪問などで現地理解を深め、そこから班別に「ゴミ問題と大気汚染」「交通事情」「衛生事情」などをテーマに論文作成および現地調査に繋げています。

ベトナム社会のリアルに
触れる刺激体験
ベトナム研修に参加した4人の生徒さんたちは、最初は治安や衛生面など不安もあったけれど、提携校の生徒たちとの交流やホームステイ先でベトナムの人たちと触れ合うことで、徐々に現地の生活に慣れていった様子。

教育提携校のベトナム・日本国際学校の生徒たちと一緒に記念撮影。八千代松陰の生徒たちはベトナムの民族衣装アオザイを着てにっこり。
印象に残ったことを聞くと、「日本国際学校で民族衣装のアオザイを着せてもらった」(田中美睦さん)、「現地の人と実際に話してみると皆さんがフレンドリーで優しかった」(伊藤さくらさん)、「街中に信号がほぼなくて、バイクがビュンビュン走っていたことに驚いた」(森田志美さん)、「現地の大学生とカタコトの英語で意思疎通ができて嬉しかった」(片倉千暁さん)と、ベトナム社会のリアルに触れた答えが返ってきました。
海外渡航も初めて、ベトナムに関する知識もほぼ白紙だった生徒たちが、事前学習・先行研究から街頭インタビューなどのフィールドワークまで、わずか半年余りでPDCAのサイクルに沿った探究スキルを獲得していることに驚かされます。

日本語で授業を行うベトナム・日本国際学校の生徒たちと一緒にワークに取り組んだ。
「予想以上に彼らの学びや気づきが深く、自慢の生徒たちです」と担任の前川大知先生。「常に目的意識を明確に持っているので頼もしいです。初体験のホームステイもそれぞれがゴール設定し、学びの質を高めていました。次はもっと探究度合いの高いものにチャレンジしていけるのではないでしょうか」と期待を込めます。
否応なく現地に飛び込む体験が刺激度の高い学びとなるはず。海外から見た日本への気づきは、中2の京都・奈良修学旅行でさらに深度を深めるに違いありません。
「他国のことを探究しながら、客観的に日本を見つめ、新たな気づきを得る。そんな意識の逆流が異文化を理解する一助になるのではないか」と前川先生。実践的なIGS教育を中高6年間かけて学ぶ生徒たちがどのように成長していくのか。期待が高まります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
八千代松陰中学校
[学校HP]https://www.yachiyoshoin.ac.jp/
〒276-0028 千葉県八千代市村上727 Tel.047-482-1234
最寄駅/京成本線・東葉高速鉄道「勝田台駅」からバス「八千代松陰高校前」。スクールバス:「勝田台駅」、東葉高速鉄道「村上駅」から通学用直通バス、「北総コース」ほか生徒専用会員バスあり。
