私学探検隊

自分の“興味あること”に気づき、突き詰める年間研究

調べ学習で終わらない!
試行錯誤しながら先を見つける
 自ら考え、学び、行動する、自学自動の精神を教育目標と定める中学校。総合学習の中では、3年間の学びの集大成として自分で設定したテーマに沿って探究を進める「年間研究」を行っています。
 中学2年では図書館と連携して資料の調べ方や参考文献の見方、ネット情報の扱い方などを学びながらテーマを決め、春休みには素材集め、5月には研究をスタートさせます。「今の生徒はパーソナライズされた情報が次々に与えられる環境にいるので、好きなことが固定化されてそこから先に興味が広がらず視野も狭いです。でも年間研究を通して自分の好きなことに気がつき、ただ調べて終わるだけでなく、そのテーマについて興味をもってくれる人をどうしたら増やせるのか、今後社会にどうアプローチしていけるのか、その先まで考えられるようになってほしいと考えています。一番大切なのは生徒のやりたい気持ちがテーマの中につまっていること。最後までやった、ひとつの形になったということがゴールになればと思います」と語るのは宮崎可奈子先生。

図書室で、研究テーマの見つけ方や、調べ学習と研究の違いを学び、各自年間研究テーマを模索する


テーマを考えるために、書籍を選んだり、インターネットで情報収集をしたりする生徒たち

負けず嫌いな性格が功を奏して
新しい発想につながった
 今回CURIO SCHOOLが実施した「中高生探究コンテスト2026」に希望者数名が応募し、「困りごと部門」で「モチベーションを保ったまま継続できるアプリ開発」をテーマにした、中学3年のA・Tさんが6621名の中からファイナリストに選ばれました。
「コロナ禍にテレビで見た、プラスチックのカップを積み上げたり元に戻したりするタイムレースのスポーツスタッキングという競技に興味をもちました。元々負けず嫌いの性格なのですが、毎日練習をしていたら国内外の大会に出られそうなタイムになりスイスで行われた世界大会で3位になれました。練習は勉強の合間にリフレッシュのために30分ほどやります。でも基本的にひとりなのでモチベーションを保つことが難しいと感じました。そこで以前プログラミングのキャンプに参加したことを思い出し、スポーツスタッキングとプログラミングを掛け合わせたら何かできないかと思いついたんです」とA・Tさん。
 モチベーションや継続に関する本を読んだり、スポーツスタッキングの選手や野球選手にアンケートをとったり、メンタルトレーニングセミナーに通って考察するなど、さまざまな試行錯誤とフィードバックを繰り返し完成したアプリが「Motikeep」。
 Apple社への申請も自ら行い、数回の修正を重ねてアプリの配信まで漕ぎ着けました。
小学生の頃から起業家になりたいと思っていたTさん。今後は興味がある日本文化をテーマに、今回得た技術と経験をいかした情報発信を考えているそうです。

実際にアプリを使った人のフィードバックを生かして、さらにバージョンアップをしたいとA・Tさん

今回のテーマの展開が書かれたA・Tさんのポスター発表。全生徒の研究成果がフロアに展示されるため、お互いの成長を感じつつ、下級生にも刺激を与えられる

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日本女子大学附属中学校
[学校HP]https://www.jwu.ac.jp/jhsc/
〒214-8565 神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1 Tel.044-952-6705
最寄駅/小田急小田原線「読売ランド前駅」徒歩10分。京王相模原線「京王よみうりランド駅」「京王稲田堤駅」(城下バス停)から小田急バス「女子大前」。

この学校の詳細情報を見る