私学探検隊

企業探究と個人探究が育む個性豊かな「探究女子」

「探究女子」を育てる独自の
6ヵ年探究カリキュラム
 「探究女子」の育成を教育理念に掲げるトキワ松学園中学校。その育成のために「思考力教育」「国際力教育」「美の教育」を3つの柱としており、今回はその中から独自の6ヵ年探究カリキュラムを紹介します。
 中学では、1年次の独自授業「思考と表現」で養った情報収集の基礎やメディアリテラシーをもとに、2年次の「商品開発授業」「アプリ開発授業」、3年次の「AI活用授業」、「データサイエンス入門」に取り組みます。その後、高校では、1年次に「企業探究」で企業からのミッションにグループで挑戦し、企画を提案。2年次にはこれまでの学びを生かし、自分のテーマを設定して「個人探究」に取り組みます。3年次にはこれまでの探究活動を、各々の進路選択につなげていきます。
 これらの取り組みでは発表の機会も非常に多く、プレゼンテーション力も自然と磨かれていきます。

探究授業の様子

企業からの課題に向き合う「企業探究」
 今回はその中から高校1年次に行う「企業探究」に実際に取り組んだ生徒にお話を伺いました。「企業探究」は、企業から出されるミッションに挑み、成果を発表する「クエストカップ」に参加する形で行われます。
 今回お話を伺ったのは、いちご株式会社のミッションに挑んだチーム「いちご大福」の皆さん。与えられたテーマは、「豊かさが伝播する新プロジェクトの提案」。生徒たちはまず、「豊かさとは何か」を考えるところからスタートしました。話し合いの中で着目したのは、「嫌なことを減らすことも豊かさにつながるのではないか」という発想でした。そこで浮かび上がったのが、「雨の日が憂うつだと感じる人は多い」という視点です。雨の日を楽しくできれば、人の心は豊かになるのではないかという発想から生まれたのが、雨の日を楽しむ施設「アメトピア」という提案でした。
 この企画は、施設内に雨水を使って床や壁に絵を描ける空間を設けたり、貯水量で色が変わる長靴型の貯水タンクを設置したりするなど、雨の日ならではの体験価値を生み出そうとするもので、晴れの日には建物をカフェとして使うこともできるそう。先輩が研究していた「1/fゆらぎ」に関する知見を参考にし、実際に話を聞きに行くことで、雨音のリラックス効果にも根拠を持たせていました。発想のおもしろさだけでなく、安心・安全といった観点まで視野に入れられている点が評価され、チーム「いちご大福」はいちごの企業賞を受賞しました。
 こうした企業探究で培った力が、その後の学びの土台となっていきます。

豊富な発表機会で場慣れしていく生徒

様々な「探究」に取り組む
ことができる環境
 今回紹介した内容のほかにも、同校には生徒が様々なテーマで「探究」に取り組む環境があります。「1/fゆらぎ」に関する知見も、もともとは「セミの鳴き声」についての探究ということで、企業探究を生かしたものから個人の興味を重視したものまで個性的なテーマに取り組んでいます。中学1年次からの体系的な探究カリキュラムによって自分ならではの探究テーマを見つけられる同校にぜひ一度足を運んでみてください。

企業賞を受賞したチーム「いちご大福」

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

トキワ松学園中学校
[学校HP]https://tokiwamatsu.ac.jp/
〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16 Tel.03-3713-8161
最寄駅/東急東横線「都立大学駅」徒歩8分。東急東横線「学芸大学駅」徒歩12分。JRなど「目黒駅」からバス「碑文谷警察署」徒歩1分。JR「大森駅」・京王線「新代田駅」からバス「平町」「日丘橋」徒歩3分。

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