「自問自答による探究教育」を強化。次世代に必要とされる人材育成を目指す
探究教育をさまざまな場で実践。新しい発想力を養う

二松学舎大学附属柏中学校では、2022年度より、「グローバル探究コース」「総合探究コース」の2コース制を採用。二松柏が掲げる「人間力の向上」「学力の向上」をより高めるため、同校が創立以来行ってきた「探究教育」に一層力を入れていきます。

グローバル探究室長
森寿直先生
「本校の一番の特色は、机上の勉強だけではなく、さまざまな体験を積み上げて世の中のことを学んでいくことです。数多くの経験から、自分のやりたいことを見つけ、生き方を決めていってほしいと思っています」
2025年度より「グローバル探究室」を新設し、室長に就任した森寿直先生は、「今の時代にもっとも必要とされている力は、社会に目を向けて、知識を取り入れ、この国で学ぶ人間として、何を発信すべきかを考えることができる力だと思います。本校では、中学時代から、そのような力が身につくプログラムを導入しています。1つは論語、1つは自問自答。論語は中高を通して学びます。自問自答は、中3になると、自分の興味があるテーマに1年間向き合う『探究論文 自問自答』に取り組みます。中学での学びの集大成という位置づけなので、そこに向けて、1年生からいろいろなことに取り組み、力をつけていきます。具体的には、調べる力、論理的に考える力、問題を見つける力、問題を解決する力、考察する力、表現する力、伝える力などです。知識がなければ、問題を見つけることができないので、自問自答力をつける日々の取り組みは、知識を取り入れることから行っています」
真の国際人を目指す「グローバル探究コース」では、4つのカリキュラムを実施。身近なことから世界を変えるアクションを起こす「私たちの行動実践プログラム」、新しい視点を持ち、体験を通して学ぶ「特別体験プログラム」、世界に通じる経験をする「海外研修プログラム」、海外研修に向けて異文化理解やコミュニケーション英語を学ぶ実践的な「英語プログラム」があります。
「中3ともなると、自問自答の成果であるプレゼンテーション力も目を見張るほど成長し、自分の考えを人に伝えるスキルがしっかりと定着します。論語による人間教育を徹底することで心理的安全性が確保されており、生徒同士が安心して議論できる環境も整っています。そういったさまざまな二松柏での学びの成果が、自分の将来進みたい道へと確実につながっていくはずです」

SDGsをテーマにした研究で国際的な発信力も
・高度な学習内容に「グローバルな学び」をプラス
・6年間で最難関大学受験の力を養う
・主体的に学ぶ姿勢で、課題発見から解決までを自問自答
・異文化や多様な価値観を認めるグローバルリーダーに
・国際人を養成する4つの「NISHO GLOBAL PROJECTS」
・中学2~3年時に海外語学研修に1度は参加

きめ細かな指導で確かな学力と主体的な学びを
・小テストなどで理解度を的確にフォローし、学力を伸ばす
・基礎から発展まで授業の進度と深度を深める
・6年間で難関大学受験の力を養う
・365ノートとスケジュール帳の提出で学習習慣の定着
・担任・教科担当の情報共有で学習サポート
・中学3年全員が海外修学旅行。希望者はオーストラリア研修、カナダ研修もきめ細かな指導で確かな学力と主体的な学びを
探究教育の3つのプログラム
伝統的に取り組んできた「探究教育」をさらに進化させ、次世代につなげる3つのプログラムを用意。自らの学びを深めていきます。

家庭学習の「365ノート」を毎朝提出する
プログラム①
【学習支援】
日々の授業を基本としながら、学力の向上を図るため、様々な取り組みを行っています。特に宿題のほかに、ノート1ページ分を勉強して提出する「365ノート」と、学習計画や生活リズムを記録する「スケジュール帳」は、毎日提出することで、確実に学習習慣を身につけ、実力アップにつながります。また、昼食後のホームルームでは、3大新聞読み比べを行い、社会情勢や各々の話題にふれます。さらに、視点や考え方の違いを学び「自問自答力」を磨きます。
放課後は、自習スペースでスタディサプリの講義動画で学んだり、卒業生のチューターや担当の教員に質問したりできます。
プログラム②
【自問自答】
自問自答を深める機会として、校外に積極的に出かけ、さまざまなアクティブラーニングをする多彩な「◯◯の教室」が充実。いつもと違う環境で体験学習をすることで、新たな視点でものごとを考えたり、生徒同士の対話を深めたりすることができます。それぞれの教室では、テーマとなる課題設定、下調べ、現地での学習体験、体験後に学びをまとめてプレゼンテーションするところまでを一連の作業として行います。この経験を何度も繰り返すことで、課題発見、考察、まとめて発表する力が、自然と身につきます。
●卒業論文
中3では中学3年間の集大成の卒業論文として、「探究 自問自答」に取り組みます。自分の好きなテーマを選び、「問い→仮説→調査→結論→発表」までを1年かけて完成させます。
●自問自答プログラム
中1…沼の教室、田んぼの教室、雪の教室(スキー研修)、ポスターセッション
中2…都市の教室、古都の教室(奈良・京都研修旅行)、ポスターセッション
中3…都市の教室、世界の教室(グアム修学旅行)、探究論文自問自答
プログラム③
【進路指導】
「二松柏ジュニアキャリアデザインプログラム」は中学3年間を通じて、自分の個性や理想とする生き方について考えを深める機会を数多く用意しています。特に3年生では、本校保護者・卒業生、あるいは学校関係者等の中から、各分野の専門家をお招きし、その職業の説明や、やりがいを講演していただく「プロフェッショナルに学ぶ」という進路行事を開催しています。自問自答しながら探究を深めることで、将来、大学で具体的に何を学ぶかが見えてきます。二松柏が重視する主体性や探究心は、大学入試でも選考の重要なポイントです。

論語のテキストから、「知・仁・勇」という生きるために必要な力を学ぶ
論語教育
大河ドラマや2024年の新一万円札の顔として注目の渋沢栄一。著書「論語と算盤」が有名ですが、実は渋沢は二松学舎の第三代舎長でもありました。二松学舎創立以来、引き継がれてきた「論語教育」は、二松柏の教育の基礎です。道徳の時間に論語を学び、その精神を実生活や友人、家族との人間関係に生かしています。高校で使用するオリジナルの論語テキストは、卒業生たちの人生の指針になっているそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
二松学舎大学附属柏中学校
[学校HP]https://nishogakusha-kashiwa.ed.jp/jh/
〒277-0902 千葉県柏市大井2590 Tel.04-7191-3180
最寄駅/
JR・東武線「柏駅」から東武バス「大井」徒歩15分。スクールバス:「柏駅」、東武線「新柏駅」、
JR「我孫子駅」から15分、「北総ルート」「新鎌ヶ谷ルート」50分。
