左から町田沙羅さん、渡邉康香さん、藤岡亮先生。「話しやすく親しみやすい先生なのでなんでも相談しています。ですから、自分たちがやりたい企画も通り、過ごしやすい学校づくりができたと思います」と町田さんと渡邉さん。

系列の流通経済大学は1965（昭和40）年、産業界の支援を受け開学し、20年後の1985（昭和60）年、付属高校が創立。高校は国公立大学や難関私立大学など他大学への進学実績を伸ばしている進学校です。そして、2023（令和5）年、中学校が開校し、今年、中学校は全学年が揃いました。1期生でもある中3の生徒会長・町田紗羅さんと副会長の渡邉康香（やすか）さんに学校を紹介してもらいました。

1期生の
生徒会役員として…
まず入学理由を伺うと、「校舎が新しくてきれいだったことですね。とくに1階の自習スペースが気に入りました」（町田さん）、「私は姉がもともとこの高校に通っていて、文化祭を見に来たんです。そこで生徒の方が手作りしたという遊具のコーヒーカップを見て、『こういうことが自由にできるんだ』と思い、入学を決めました」（渡邉さん）とのことです。
二人とも生徒会の役員に立候補したそうです。「イベントや企画運営が楽しみで立候補しました」（町田さん）、「小学生の頃からリーダーになりたかった。1期生で生徒会役員、こんな貴重な機会は滅多にないですよね」（渡邉さん）
生徒会の主な仕事は行事の企画運営。特に文化祭や体育祭、球技大会はゼロから手作り。体育祭や球技大会は競技やルール作りなど、すべて生徒たちの手で行いました。「体育祭は中1の時は高校生と、中2の時は午前中に中学生、午後は中高合同で行いました。そして、中学生が全学年揃った今年は、ようやく中学生だけで行うことができました。また今年初めてクラスによる縦割りのチーム分けができ、赤・青・黄・緑と4チームで競い合うことができました。二人に感想を伺うと、「学年関係なく一丸となって闘うことができうれしかったです！」（町田さん）、「クラス対抗で戦ったドッジボールの球技大会も盛り上がりました！」（渡邉さん）と振り返ります。
二人の活動について生徒会顧問の藤岡亮先生（数学科）は「二人とも自ら考え、動いて積極的に活動してくれました！　生徒会役員としては100点満点です！」と太鼓判を押します。

ゼロから手作りした行事

体育祭で今年優勝した緑組。中学生が全学年揃った初めての体育祭での初優勝。みなさんの笑顔も輝いている！

球技大会はドッジボール。クラス対抗でトーナメント式で行われた。

地球の大きさを測定しよう！
グラウンドの2つの地点を歩き、歩幅と距離、2点間の角度がわかると、地球1周約4万kmとなるのだとか。

教育の三本柱は
体験重視の学び
「ICT共創教育」「流経リーダーシップ教育」「グローバルコミュニケーション教育」を教育の三本柱としている同校。授業やプログラムについて伺いました。
「私は理科が好きです。将来の夢が獣医師なのでアサリの解剖（中1）など、本物を見ながら学べる機会があるのもこの学校のいいところです」（渡邉さん）
中学入試広報部長で理科の横田永冴先生は「本校では体験を通して学ぶことも重視しています」と言います。例えば、地学の授業で「自分の歩幅から地球の円周を求める」という実験をしました。二人とも「正確に測れたことにびっくりしました」と教えてくれました。
総合学習でテーマパークに行ったことも貴重な体験に。「お客さんをもてなし、楽しませるための様々な工夫があることを知ることができ、勉強になりました」（町田さん）

保護者による職業体験
体験セットを用意、持参してくれる保護者もいて、プチ職業体験も。

一方、「保護者による職業体験」では博士や医師、ネイリスト、ラグビー選手などの職業に就く保護者が講師となり講義をしてくれました。
また、留学生に浅草を案内するといったプログラムも。そして、来年2月にはマレーシアとシンガポールへ、同校初めての修学旅行が実施される予定です。「自分の英語の実力を試したいです」（渡邉さん）と今から期待に胸を膨らませています。

クラブ活動に充実した施設も
学校生活を充実したものに！
クラブ活動について、箏曲部とバドミントン部に入っている渡邉さんは、「中高合わせて34のクラブ活動と同好会があります。中には箏曲部のような珍しい部もあるので、部活を頑張りたい人にはおすすめです」と言います。

クラブ活動
吹奏楽部とチアリーディング部の合同パフォーマンス。このような豪華ステージが見られるのもクラブ活動が盛んだからこそ。

そんな渡邉さんは大の本好きで、全面ガラス張りの明るいスタイリッシュな図書室も好きな場所だとか。一方、町田さんはカフェテリアがお気に入りで「よく渡邉さんと二人でご飯を食べに行きます。毎日違う料理が提供されるアラカルトがおすすめです」と教えてくれました。
最後にみなさんから受験生へのメッセージ。「イベントがたくさんあるのでイベントが好きな人に入学してほしいです」（町田さん）、「授業でも特別な珍しい体験ができます。珍しい体験がしたい人におすすめです」（渡邉さん）、「前向きに取り組めるプログラムがたくさんあります。本校でいろいろなものに挑戦してください！」（藤岡先生）
新しい学校が受験生を待っています。

留学生を浅草に紹介する
大学院生の留学生と一緒に実際に浅草を一緒に観光しながら回る。事前学習もしっかり行うが、街歩きの最中には事前学習にはない予想外の質問をされることも多々あり、それもよい体験に。

図書室
天井も高く、明るく開放的な図書室の中には階段状の自習スペースも！また司書の先生も2名常駐しているのも安心だ。

近未来的なキャンパス。柏の葉キャンパス駅周辺はこのような風景でいっぱいだ。

時代をリードする
アカデミック学園都市
　最寄駅の一つである「柏の葉キャンパス駅」には東京大学柏キャンパスや千葉大学柏の葉キャンパスがある。また、産学協同で「国際学園都市」「次世代環境都市」を目指した街づくりが行われている。落ち着いた街並みと文教地区が若いファミリー層に人気で、年々移住者を増やしているのも特徴だ。このような背景が同校設立のきっかけの一つにもなったそうだ。

この学校の詳細情報を見る