伝統を後輩に受け継ぐ!立正祭に挑む在校生の挑戦

今回お話を伺った、福井さん(高校1年生)、白尾さん(高校2年生)、野濵さん(高校3年生) ※左から順
立正大学付属立正中学校・高等学校では、毎年秋に“立正祭”(文化祭)を開催しています。
中学生は劇や研究発表を通して日頃の学びを披露し、高校生はクラスごとに模擬店を企画しています。
クラブごとのステージ発表もあり、期間中は校内全体が活気に包まれます。生徒主体で運営される多彩な催しこそが、立正祭の大きな魅力です。今回は、運営の中心を担う“立正祭委員”のメンバーに、準備や当日の様子、そして後輩たちに向けた想いについてお話を伺いました!

毎年のテーマごとに作り替える横断幕。今年のテーマは“桜梅桃李”
生徒が感じる立正祭の魅力!
立正祭では毎年企画局が中心となり、様々な催しを企画しています。委員長を務めた白尾さんは「企画局が中心となり、のど自慢大会などの催しを準備しています。他にもチアリーディング部や吹奏楽部などクラブ単位での催しのほか、高校生はクラス単位で出し物を企画。さらに中学生では学年単位で劇を披露しています。様々な催しがあることは、立正祭の魅力の一つです」と笑顔で語ります。装飾局が中心となって準備する校内の装飾は、立正祭を盛り上げるための工夫の一つ。装飾局長を務めた福井さんは「今年のテーマ“桜梅桃李”に合わせて、果物をモチーフにした横断幕を作りました」と話します。
反省も踏まえて
日々バージョンアップ
また、今年も委員が中心となり、昨年度の反省を踏まえた改善が行われたそうです。昨年度は委員長として、今年は高校3年生として運営を支えた野濵さんは「その一つが、校内の筋肉自慢が出場する“ゴリマッチョ選手権”です。この企画は先生も出場しており、立正祭の名物企画の一つ。出場者がどんな人物かわからないままだと観覧者が困惑してしまうと考え、今年は出場者紹介の動画を作成しました。結果、昨年以上の盛り上がりでした」と振り返ります。
みらいへ受け継ぐ
立正祭の運営
運営の特徴は高校1年生が局長を務める点。「高校2年生の後ろを高校1年生に歩いてもらい、次年度以降も万全に運営できるようにしています。高校3年生は受験があるのでなかなか手伝うことができません。次年度進級した際に中心として動けるように、1年生から経験を積めるようにしています」(野濵さん)
1年生で局長を務めた福井さんは「先輩への作業依頼は緊張しましたが、周りの友人にサポートをしてもらいながら、認識に相違が無いよう丁寧な伝え方を意識しました」と打ち明けます。白尾さんは「先生と各局をつなぐハブ役として指示を出していました。各局の幹部は高校から入学してきた生徒が多く、知らないことが多そうだったので、丁寧なレクチャーを心掛けました。来年度は受験があるため手伝うことが難しそうですが、後輩が安心して動けるよう、時間のある時にサポートしていきたいです」と話します。
生徒たちの思いが詰まった立正祭。後輩たちにバトンを渡しながら、伝統を受け継ぐその姿勢に、立正らしい温かさと“面倒見”が感じられました。来年の立正祭も、さらに進化した姿を見せてくれることでしょう。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立正大学付属立正中学校・高等学校
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