私学探検隊

よりリアルに実社会を学ぶ「翠陵クエスト」

付箋を使ってのブレスト(アイデア出し)

付箋を使ってのブレスト(アイデア出し)

中学からの学びを止めない
横浜翠陵中学校では「より世界を知ろう」というテーマのもと、グローバルな視野で問題解決型の翠陵グローバルプロジェクトを行っています。このプロジェクトを高校でも引き継ぎ、よりリアルに実社会を体験でき、興味の幅を広げるプログラムとして展開しているのが2024年からスタートした「翠陵クエスト」です。
2年目を迎えた「翠陵クエスト」について入試広報部長の田島浩平先生にお話を伺いました。
「『翠陵クエスト』は高1と高2で実施しています。まず高1前期では身近な課題に取り組みます。たとえば『横浜翠陵がギネスブックに載るためにできることは何か』といったテーマを出します。すると、生徒たちは『横浜らしく焼売を一斉に食べる』だとか『屋上に遊園地をつくる』といった高校生らしい素直なアイデアを出してきます」
生徒のみなさんは付箋を使って、わいわいと楽しく自由にアイデアを出し合います。
「現実味がないアイデアでも否定はしません。数多くのアイデアの中からいいアイデア、インパクトのあるアイデアが出てくることでアイデア出しの楽しさに気づきます」

プリンの自動販売機

駅に設置希望というプリンの自動販売機は製品化なるか?

 

このようなアイスブレイク的な経験を経て、高1後期では新商品開発に挑みます。
「たとえば授業中の眠気防止のための商品がほしいとか。眠気を察知する機能を搭載したカメラを作り、眠気を察知したら目に向けてレモン汁が飛び出す、という商品もありました。さらに、プリン好きな生徒はプリンの自動販売機を企画(右の写真参照)。自由な発想でとてもユニークだと思いました。また新商品に向け、他社の競合商品についても調べます」

学校を飛び出してのアンケート

学校を飛び出してのアンケートも貴重な経験に

大人も驚く発想力
高2ではいよいよ実際の企業とコラボして企業課題に取り組んでいきます。
「協力してくださる企業は着物会社、生命保険会社、ファストフードチェーンなど。たとえば着物会社では消費者の着物に対するアンケートを実際に校外に出てアンケート。着物会社ではふだんHPなどネットでアンケートをとっているらしいのですが、ネットとは違った回答が得られて非常に興味深いとおっしゃっていました。そのほかの企業も高校生らしい発想が新鮮だったとおっしゃってくださり『そこにビジネスの種がある』と概ね喜んでおられました」
翠陵クエストを始める前、生徒のみなさんは「何をやるのだろう?」という漠然とした思いはあったようです。
「しかし、実際にやってみて、これをきっかけにプレゼンの楽しさや探究の奥深さに気づいたという生徒もいます」
翠陵クエストは進路選択にも影響を及ぼしそうです。
「これをきっかけに経済学部に進みたいという生徒も出てくるかもしれません。また、興味の幅や知見を広めることで、5、6年後の自分やなんのためにいま頑張っているのか、将来どうやって社会の一員となるのか、考えるきっかけになればいいと思います」


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

横浜翠陵中学校
[学校HP]https://www.suiryo.ed.jp/
〒226-0015 神奈川県横浜市緑区三保町1 Tel.045-921-0301
最寄駅/
JR横浜線「十日市場駅」徒歩20分。「十日市場駅」・東急田園都市線
「青葉台駅」からバス「郵便局前」徒歩3分。相鉄線「三ツ境駅」から
バス「霧が丘高校前」徒歩12分。

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