私学探検隊

「GLOBAL×STEAM」を両輪とし、海外研修旅行でグローバルマインドを育む

「日本を知る」そして、
「世界を知る」

「STEAM&GLOBAL」をキーワードに、予測不可能な時代に活躍するために必要な力を育む教育を行っている聖徳学園中学校。世界の人々と共生していくためには、ICT技術や英語力だけではないグローバルマインドの育成が必要不可欠です。
そのために同校では中1で新潟県にて民泊や田植え体験、中2の関西研修で日本の歴史や伝統を学ぶというグローバルマインドのベースとなる「日本を知る」ことから始めて、中3の海外研修へと繋げていきます。

海外研修旅行はグローバル
マインド育成の集大成

そうしたグローバルマインド育成の集大成と位置付けているのが、中3の海外研修旅行(全員参加)です。ニュージーランド(11日間)とシンガポール(6日間)のどちらかを、生徒が選択しています。参加希望者が多かった今夏のニュージーランドは、南部のクライストチャーチと北部のロトルア島の2箇所に行き先を分散させました。
シンガポールでは、現地の大学生との観光ガイドツアー、学校交流、マレー系の家族との1日のホームビジットなど、交流をメインに。ニュージーランドでは1人1家庭のホームステイをしながら、クライストチャーチでは語学学校、ロトルア島では現地校に通い、午後はさまざまなアクティビティや交流を行いました。
海外研修に参加した生徒3人に共通していたのは、滞在中に「自信」が深まっていったこと。シンガポールを選んだC・Hさんは、現地の大学生とカタコトの英語でも意思疎通できることがわかり、英語で話すことが楽しくなりました。クライストチャーチ組のK・Hさんは、現地の語学学校にキックボードやローラースケートで登校してくる「生徒たちの自由度の高さ」が印象的だったそう。そんな二人が、「でもやっぱり日本がいい」と口を揃えたのとは対照的に、「便利さでは日本が勝るかもしれないけれど、僕はもう永住してもいいと思うくらい気に入りました」と話したのは、ロトルア島に行ったH・Yさん。スポーツ文化が盛んな国柄も決め手になったようです。

異なる価値観に触れて
国際社会で活躍する素養を育む

グローバル教育の原点は、自分と異なる価値観や考え方を認めることです。日本とは異なる生活様式や気候、食事、価値観に触れながら、それらに順応し、許容し、理解すること。同校では、10代の早い段階でその一つひとつのステップを経験することが、グローバルマインドを育む大切な要素だと考えています。
体験や実感を重視する中3の海外研修を経て、高2はマルタ島・台湾(全員参加/選択制)へ。段階的に国際的な視野を広げながら、グローバルに活躍するための素養を養っていくのです。

(写真左から)中3のH・Yさん、K・Hさん、C・Hさん。

 

現地校でマオリ族の民族舞踊「ハカ」を披露する聖徳学園の生徒たち。

ニュージーランド・ロトルア島(11日間)

 ロトルア島はオークランドから車で5時間、さらに山の上のホームステイ先まで車で40分。僕の祖父母くらいの年齢のホストファミリーでしたが、夜中に「野生の動物が見えるから」と森に連れ出してくれたり、湖で釣りをしたり、広大な自然を満喫することができました。(H・Yさん)。

牧場見学ツアーで牧羊犬と触れあうK・Hさん。

ニュージーランド・クライストチャーチ(11日間)

 午前中は現地の語学学校にスクールバスで通い、午後はアクティビティや買い物。帰りのトランクはお土産でいっぱいになりました。南極センターでマイナス8度を体感したり、雪上車に乗ったことも楽しかったです。僕たちの制服にはニュージーランド産ZQウールの生地が使われているのですが、その原材料となる羊の毛刈りも見学してきました(K・Hさん)。

ホームビジットでマレーシアの伝統的な遊びを教えてもらう。

シンガポール(6日間)

 現地の大学生と交流した時間が一番楽しかったです。最初は緊張したけれど、単語の羅列やカタコト英語でも通じることがわかると、食事の際に「フォークをください」と自分から言えるようになりました。どんどん緊張が溶けていくというか、最終的には声も大きくなって積極的に自分からアクションできるようになりました(C・Hさん)。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

聖徳学園中学校
[学校HP]https://jsh.shotoku.ed.jp/
〒180-8601 東京都武蔵野市境南町2-11-8 Tel.0422-31-5121
最寄駅/JR中央線・西武多摩川線「武蔵境駅」徒歩3分。

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