私学探検隊

長期休みに幅広い講座から自分の興味を深める喜びを体感

共立女子中学校では夏休み・冬休み・春休みには例年、長期休み講座を開講。1講座計2時間を3日で行います。英語や数学など基礎教科に加えて、講座を開講する教員の興味関心に合わせた一般教養的なものまで幅広く、生徒は自由に選んで受講することができます。

2025年度の夏休みは、なんと133講座も開講。学校の外に出て学ぶ体験講座も多数ありました。そこで今回は、講座を開講している先生と、実際に受講している生徒にお話をきいてみました。

 

Iさん(高2)

Iさん(高2)
自分の興味関心を刺激してくれる長期休み講座を積極的に受講

“面白い”がつまった
講座で学びの楽しさを

 

中学生のころから長期休み講座は積極的に受けてきました。数をたくさん受けるというよりも、自分が興味を持てるものを受講しているという感じです。中学ではお金や株に関する講座、折り紙の講座、ユニークなものでは英語の先生が開いたJ-POPの講座を受けたりしました。

高校に入ってからは、地理の先生が開く講座が面白くて取るようにしています。実際に地層を見に行ったり、学校の近くにある建築物や橋の歴史を学んだり。座学だけではなく、実際に現地に足を運ぶことも多くあります。本物を目の前にしながら、先生の解説を聞くことで、さらに興味や関心が深まると感じています。

印象的だったのは、明治の建築をテーマにした講座です。私は将来、建築系に進んで昭和初期のような建物づくりに関わりたいと思っているので、その点でも面白かったです。

長期休み講座は教科だけでなく教養系が豊富で、教科書の勉強とは違う学びの楽しさを体験できます。成績のためにやるのではなく、“自分の興味があるからやる”のが面白いし、他学年の友だちとの新しい出会いも新鮮です。

橋の歴史を学ぶ講座では実際に現地に足を運んだ。

橋の歴史を学ぶ講座では実際に現地に足を運んだ。

今城有貴先生(理科)

今城有貴先生(理科) 自身が宇宙のおもしろさに目覚めたことで、生徒たちに向けて「うちゅうのおはなし」の講座シリーズを開講

教える教員のワクワクが
自然と生徒にも伝わっていく

私はこれまで数回に渡り「うちゅうのおはなし」というシリーズで、講座を開いてきました。銀河の写真を見たり、宇宙飛行士の採用試験を一緒に体験したり、プログラミングアプリ「Scratch」で人工衛星を動かすシミュレーションをしたり。学校の近くに宇宙ミュージアム“TenQ”があるので、生徒と一緒に出かけたこともあります。体験ものの講座は、生徒からも大人気で、定員20人に対して50人の応募がきたこともありました。

宇宙というと難しそう、女子は苦手そうというイメージがあるかもしれませんが、女子校ということもあり、共立では「好き」を堂々と口にできる雰囲気があります。これは本校のよさでもありますね。

私の専門は物理で、もともと理科全般が好きなのですが、コロナのときに宇宙にハマって、その面白さを生徒たちに伝えたくて講座にしています。宇宙といっても幅が広いので、そのときどきで自分がいちばん楽しいと思うことをテーマに取り上げています。教員である私自身が楽しんでいることで、生徒にも学びの楽しさが伝わっているのではないでしょうか。

宇宙の不思議を取り上げる講座

宇宙の不思議を取り上げる講座は毎回大人気。生徒からテーマのリクエストも寄せられる。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

共立女子中学校
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