私学探検隊

探究心を育む、学びの最前線! 高2『探究講座』が拓く未来

湘南学園では、今年度から高校2年生の必修選択の授業に、「探究三講座」が加わりました。この講座は、名称から実践内容まで、本校の教員が数年の歳月を掛けて取り組んできたものです。
『SRD』(ソーシャルリサーチアンドデザイン)は、興味のある社会課題に関して自身でデータを取り、分析して論文までまとめる講座。『サステナブルキャリア』は中1から学んできた自分の興味関心をブラッシュアップする講座。『グローバル地域研究』はグローバル視点で問題意識を持ち、調査していくのが目標の講座です。
この三つのカリキュラムは、変化する社会の中で自分が当事者となって調査をしていくことにフォーカスしているのが特徴となります。
ここでは、そのうちの一講座、『SRD』(ソーシャルリサーチアンドデザイン)以下(SRD)の取り組み内容をお伝え致します。

大学教授を招いた特別授業も

探求の授業では北里大学未来工学部学部長・岡浩太郎教授を招き、SRD特別授業を実施しました。
冒頭1時間で、探究活動、研究・論文作成の心構え、データ分析の留意点、そして「探究」の社会的意義と価値について、岡教授から貴重なご講演をいただきました。生徒たちは、専門家からの直接指導を通し、学問への向き合い方、探究活動が社会に与える影響について深い洞察を得ました。
授業後には、「研究・論文への捉え方がクリアになった」「研究課題にコメントをいただけて視野が広がった」「有意義な時間だった」といった感想が多数寄せられ、生徒の知的好奇心が大きく刺激されたことがうかがえます。
SRD講座は、「データ分析」を重視し、社会をデザインする探究活動を進めています。困難も伴いますが、今回の岡教授の特別授業は、生徒たちが今後の活動を進める上で「自分を支える幹」となる経験だと確信しています。

北里大学未来工学部学部長・岡浩太郎教授の講義に熱心に耳を傾ける生徒たち

積極的なフィールドワーク

SRDではフィールドワークも積極的に行います。先日、鎌倉でのFW調査を実施しました。これは「他者の先行研究論文を批判的に読み、その調査の改善点を考える」取り組みです。生徒たちは、先行研究を通し「論文の作法や構成」を学び、「批判的に読む力」を養い、調査をブラッシュアップするための「問いをたてる」経験を積んでいます。
本校SRD講座は、生徒が社会課題に目を向け、自ら考え、行動する力を育む重要な取り組みです。未来を担う生徒たちが、この講座を通して大きく成長し、社会に貢献する人材となることを期待しています。

鎌倉で行ったフィールドワーク調査の様子

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

湘南学園中学校
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