隣接する日本大学生物資源科学部の学びを体験し、生徒自身の適性や興味を認識する高大連携教育
生物資源科学部全学科が参加
進路を考えるきっかけにも
日本大学藤沢中学校は、広大で自然豊かな日本大学生物資源科学部(湘南キャンパス)に隣接しています。同校では同学部の併設付属校という環境を生かし、これまでにも中1の農場実習、中2の食品加工実習、高校生対象の学部見学、模擬授業など同学部と提携した取り組みを行ってきました。そして、今年度からは中3~高2の希望者を対象に同学部全学科が参加した希望者向けの体験学習プログラムを開講。中高大が連携した学びを得られる環境がさらに充実しました。このプログラムでは5月のバイオサイエンス学科からスタートし、12月の動物学科まで、すべての学科が各1~2回ずつ講座を開く予定となっており、同校の生徒たちにとっては自身の適性や興味の再認識をする機会にもなりそうです。特に、文系・理系選択を控えた中3と高1の生徒にとっては、志望をより明確にするきっかけにもつながるかもしれません。「生物資源科学部には理系学科のみならず、国際共生学科、食品ビジネス学科のように文理融合型の学科もあります。6月までに開講した講座は私も見学しましたが、参加した生徒たちが目を輝かせていた様子が印象的でした」と広報部主任の池田直哉先生も話します。各学科の大学生も参加する講座もあり、大学生活を具体的にイメージすることもできそうです。また、どの講座も受講対象者が探究世代であることを踏まえ、必ず「体験」を伴う内容となっています。体験型の実験・実習に見学や座学(講義)などを組み合わせることにより、学びを深めます。

国際共生学科「地域資源のブランド化」の講義に参加した生徒たち
日大付属校の中でも
進学者が多い獣医学科
同校の卒業生は約4割が日本大学に進学しますが、毎年獣医学科に進学する生徒がおり、全国の日大付属校の中でも多いことが特徴です。そのため、中学受験の段階で獣医学科に行きたいと考えて同校に進学した生徒もいるのだとか。生物資源科学体験学習プログラムでは11月と12月に「獣医学における臨床の世界をのぞいてみよう」というテーマで、付属動物病院で行われている高度な診断や治療、動物のiPS細胞を利用した再生医療など、犬や猫の臨床で実践されている最新の情報を学ぶ予定です。

海洋生物学科による河豚(ふぐ)と海豚(イルカ)を題材とした講義・実習
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本大学藤沢中学校
[学校HP]https://www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp
〒252-0885 神奈川県藤沢市亀井野1866 Tel.0466-81-0125
最寄駅/小田急江ノ島線「六会日大前駅」徒歩8分。