私学探検隊

今年で10回目を迎えたイェール大学との交流。交流会で司会を務めた高3生にインタビュー

入澤さん(左)と服部さん(右)

入澤さん(左)と服部さん(右)。入澤さんはIELTS(アイエルツ=アメリカやイギリスなどの留学や研修に必要な英語力の証明)を6.5、服部さんは英検準1級をそれぞれ取得している

来日、交流したのは
イェール大学のアカペラグループ
「高度な英語力を身につけ、世界で活躍するグローバルリーダーを育てること」を目標とする八雲学園。今年もアメリカ・イェール大学のアカペラグループ(Whim’n Rhythm)が6月に来日、2日間の交流が行われました。
イェール大学の学生たちは1日目、各学年の授業に入ってワークショップに参加。書道やみそ汁作りなどを体験。2日目は全校生徒が参加してコンサートが開催されました。その司会進行を担当したのが高3の服部基(もとい)さんと入澤暁(あき)さんです。

アドリブ続出。
通訳体験もできた司会

来日したイェール大学のみなさんにインタビューする二人

来日したイェール大学のみなさんにインタビューする二人

――どのような経緯で司会をすることになったのですか。
服部さん 昨年ラウンドスクエア(※)でコロンビアに行った時、引率の先生から推薦を受けました。昨年の司会が同級生で、彼女が英語と日本語をうまく使い分けて司会をしていたのを見て、自分もやりたいなと思っていたので光栄でした。
入澤さん 私も先生からの推薦で引き受けました。

――英語は得意だったのですか。
服部さん 生まれたのはアメリカでしたが、物心つく前に日本に帰国したので、本格的に勉強を始めたのは八雲に入ってからです。最初はhappy birthdayも書けなかったのですが、八雲での英語の学びで今では教科という概念ではなく言語という本質をとらえながら使えるようになりました。
入澤さん 私は小学生の頃に塾で学んでいましたが、本格的に学び始めたのはやはり八雲に入ってからです。

――司会では具体的にどんなことをしましたか。
服部さん イェール大学の方に英語で「来日して行ったところは?」とか「大学での専攻は?」など質問し、彼女たちの答えを日本語にして全校生徒に伝えていましたが、英語脳から日本語脳に切り替えなくてはならないのが難しかったです。

美しい歌声を披露してくれたイェール大学のアカペラグループ

美しい歌声を披露してくれたイェール大学のアカペラグループ

――通訳のようですね。
入澤さん 自分は母親が中国人で中国語も話せるのですが、思い切って学生に「誰か中国語喋れますか?」と聞いたんです。すると、大学で中国語を学んでいて喋れるという方がいたんです。嬉しかったですね。
服部さん ほとんどアドリブでしたが、楽しかったです!
入澤さん 司会をしたことで英語や中国語をアウトプットできたのが良かったです。この経験を今後に生かしていきたいです。

――進路について教えてください。
服部さん 僕はアメリカの大学に行き、天文学や天体、宇宙物理学を学びたいと思います。また20歳でアメリカ国籍を取得したいです。
入澤さん 僕は日本の大学で国際教養学部に進みたいです。大学でも日常的に英語を使っていきたいです。また大学では比較文化論のようなものを学び、将来的には日本と外国の文化の溝を埋めるような仕事をしたいと考えています。

――本日はありがとうございました。

  • ラウンドスクエア…世界50か国の私立学校約250校が加盟している国際私立学校連盟。加盟校同士お互いに自由に交流できるというメリットも。八雲学園は日本で2番目の加盟校


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

八雲学園中学校
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