未来志向の教育を推進し 新しい挑戦を続ける 「SHOWAの新化」とは

校長の山本良和先生
生徒の夢の実現に向けて、5つの特徴的なコースを展開する昭和学院中学校。就任2年目の山本良和校長は、現状に満足することなく、「SHOWAの新化」と題した教育内容の見直しに着手しています。
5コース体制に変更して今年で6年目。「国公立大学や難関私立大学への合格実績も着実に伸びており、部活動でも女子ハンドボールがインターハイで優勝するなど、全国レベルの活躍を見せています。生徒一人ひとりのやりたいことを引き出し、個性に合わせた最適解の指導によって、バランスの良い文武両道の教育が行われている」と自負しつつ、既存の体制を踏襲することなく、「常に新しいものを生み出す発想で新化=アップデートしています」と山本校長。
新化❶TA・AAコース内容を変更
柔軟なコース選択が可能に
令和8年度の高入生より、TA・AAコースは高3進級時にもコース変更を可能とする(現行は中3と高2の進級時のみ。SAコースを除く)。令和9年度から、高2のTAコースは国公立大学を第一志望、AAコースはそれ以外の難関私立大学の一般選抜・総合型選抜を志望する生徒対象に変更。
「高2のコース選択後にやりたいことが変わる生徒もいます。そうした生徒の自由を保障し、自分で道を切り拓いていく環境を整えてあげたい。生徒の主体的な判断を尊重して柔軟に対応していきます。教員も個別最適な指導がしやすくなり、生徒も自分の決定に責任を持って学習に取り組むようになると考えました。今後TAコースは2クラスとし、中学の定員を1学年210人に増やしています。競い合える仲間と切磋琢磨する環境に身を置くことで、さらに生徒が頑張れると期待しています」
新化❷総合型選抜に対応できる
「総合的な学習の時間」に変革
中学の「総合的な学習の時間」を時代の変化に合わせた探究活動にブラッシュアップ。
「本校では中高の探究活動を大きな柱として、総合型選抜にも積極的に挑戦していきます。『正解のない問い』に取り組む探究活動は、主体性、協働性、創造力、コミュニケーション能力など、社会人に求められるすべての能力を高めていけるからです。そこで必要なのは有意義な挫折です。必死に頑張って作り上げたものが通用しないことは、実社会では当たり前にあることです。探究成果を発表する「探究フェスティバル」でも、トラブルをどう克服したのか、失敗を乗り越えるプロセス自体が大きな学びであり、その体験を共有することが大切なのです。生徒が失敗を恐れない環境作りが教員の役目であり、生徒の未来につながる意義ある授業へと変革していきます」
新化❸授業研究会を推進し
授業の質向上を目指す

理科の授業改善公開授業。生徒が積極的に発言できるようにリードしながら、学びの好奇心を喚起していく。
未来志向の新たな教育活動に挑戦するため、授業研究会を行うことで授業の質向上を図る。
「生徒の実力をアップさせるためには、教員側の努力も欠かせません。本校の教員は丁寧に手間暇をかけて指導していますが、時代の変化に応じた教材研究や授業のアップデートが不可欠です。50分の授業で生徒の価値観を揺さぶるような熱い授業を展開してほしい。教員も切磋琢磨する集団に変えていきたい」
新化❹生徒が行き先を選ぶ
修学旅行は探究的な学びの場
今年度から高2の修学旅行先を国内に変更。生徒自身が訪問地を選ぶ、探究的活動の一つに。
「高2の修学旅行を国内に変更しました。今年は、沖縄の北部・南部、種子島、奄美大島など行き先を数箇所に設定し、問題意識ごとに分かれて班別行動をしていきます」
これからの時代は、「AIが発達するほどにますます人と違う発想が求められるようになります」と山本校長。「だからこそ、どんな奇抜な発想も安心して発言できる学習環境を整え、生徒の創意工夫を引き出す教育活動へ“新化”させていきたいと思っています」
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
昭和学院中学校
[学校HP]https://showa-gkn.ed.jp/js/
〒272-0823 千葉県市川市東菅野2-17-1 Tel.047-323-4171~5
最寄駅/
JR総武線・都営新宿線「本八幡駅」・京成本線「京成八幡駅」徒歩15分。「本八幡駅」「京成八幡駅」・JR総武線「市川駅」、JR武蔵野線 北総線「東松戸駅」からバス「昭和学院」。