興味関心のある学びを突き詰められる環境を用意
グローバルな考え方を
普段の生活から習得する
「平和を考える国際理解と語学コミュニケーション」という2つの柱で一貫したグローバル教育を繰り広げる日本女子大学附属中学校。
「中学校では、2002年から他校と共に『アフガニスタンの女子教育支援』を行っています。いまは情勢が悪いので交流が難しいのですが、今だからこそどんな支援ができるのか、現状はどうなのかを生徒と一緒に考えながら、使わなくなったランドセルや学用品などを現地に送る活動を続けています」と語るのは、英語科の本木綾子先生。

すべて英語で行われる中学2年の英会話の授業。コリンズ先生の軽快な話しぶりに生徒たちは一生懸命耳を傾けている

英単語の穴埋め問題にiPadで各々が回答。チームごとにそのタイムを競いながら、集中して楽しく取り組む姿が印象的

クイズ形式の授業で盛り上がる一方、小テストや単語テストなどを通して、基礎もしっかりと身につけている
ほかにも平和学習の一環として、イスラム教のモスク「東京ジャーミイ」の見学や、修学旅行代わりのコースが選べる選択校外授業を行っています。「広島や関西、白川郷、稲刈などを体験する越後農村体験に、8月に行くシンガポール&マレーシアを巡るコースが加わりました。シンガポールでは多民族国家について学び、現地で生活する卒業生に会って話を聞いたり、現地の人たちとの交流会を行うなど、意味のある旅になるよう計画を進めています」と本木先生。
ターム留学で行動する積極性と
突破力を身に着ける
週5日の英語の授業のうち、クラスを2つにわけた少人数制の授業が3時間あり、1時間はネイティブの教員による授業、1時間は基礎固めや高いレベルを目指すコース別授業を行っています。2学期の後半からは、英語劇やミュージカルなどのアクティビティも盛り込みます。中学2年では「東京グローバルゲートウェイ」の訪問、中学3年にはイギリスやカナダへの語学海外研修など多彩なプログラムが用意されています。
「今年初めてニュージーランドへのターム留学を実施しました。希望者から4名の生徒を選考し、10週間のホームステイをして、帰国したばかり。日本にいると自分の力で苦難を乗り越えることは少ないと思うのですが、よい経験をしてきたと思います」と本木先生。

「小学生の頃アメリカに住んでいたので、大きくなってどんな風に感じられるか体験してみたかった」とR・Oさん(左)、「シンガポールに住んだ経験があるのですが、もっと英語を使いたい、友だちを作りたいと思って希望しました」とS・Kさん(右)

すべての教科が英語で、ノートをとるのも大変ですが、わからないところは積極的に先生に質問しながら学びを深めた

週末は2人でバスにのってショッピングセンターなどに出掛けて、現地の生活を満喫
留学を体験したR・Oさんは「最初はとまどいましたが、わからないことがあったら積極的に聞きにいけば教えてもらえたし、自分から行動する力が身に付いたと思います」。S・Kさんは「授業の時間が曜日によって違うことに驚きました。友だちもできたし、ホームステイで現地の生活や文化を体験できたのは貴重な時間でした」と2人の表情が、自信に満ちあふれていたのが印象的でした。

「Epsom Girls Grammar School」でのターム留学終了証書を手にする生徒たち。「仲間と一緒だったから乗り越えられました」と満足げな表情をみせてくれた
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本女子大学附属中学校
[学校HP]https://www.jwu.ac.jp/jhsc/
〒214-8565 神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1 Tel.044-952-6705
最寄駅/小田急小田原線「読売ランド前駅」徒歩10分。京王相模原線「京王よみうりランド駅」
「京王稲田堤駅」(城下バス停)から小田急バス「女子大前」。