2026入試で2つの大きな変更!よりのびのびと学び、希望進路を実現できる学校へ
たくさんの入試日を用意し、多様なニーズに応えている東京都市大学付属中学校(世田谷区)。2026年入試では、「Ⅱ類・Ⅰ類のコース制の解消」と「午後入試の科目変更」の大きく2つの変更点があります。入試変更の経緯について、広報担当の田中望先生にうかがいました。
変更点① コース制解消で
“全員Ⅱ類”のクラス編成へ
これまで本校は、最難関国公立大を目指すⅡ類と、難関国公立・私立大を目指すⅠ類の2コース制で入試を行ってきました。上位コースを目指して切磋琢磨させることで生徒たちの力を伸ばしてきた自負はありますが、近年はⅡ類の生徒とⅠ類の生徒の学力差が小さくなってきていました。また、中1の段階から、目先の試験の点数にやっきになって学校生活を送るのはもったいない。生徒たちには、短期的な学習成果を過度に気にすることなく、のびやかに本校での6年間を楽しんでほしいとの思いもあります。そこで今回、コース制を解消し、学力均等の6クラスを募集する入試へ変更しました。
コース制がなくなったからと言って、進学にむけたカリキュラムやサポートがなくなるわけではありません。現状のⅡ類(最難関国公立大コース)に対して展開している授業や取り組みをベースに、6クラスを指導していきます。また、これまでは同じコースの中でしかできなかったクラス替えが、学年規模で可能となります。様々な友人や教員との関わりを通じて成長できる環境が、より充実します。

OBの大先輩が働く現場で、働くとはどういうことかを肌で学びます
社会と将来について意識付け
する取り組みは健在
社会や将来の進路に目を向けて考えを深めるプログラムは、これからも大切にしていきます。多くのプログラムは15年以上継続している伝統ある取り組みです。
中3の「キャリアスタディ」では半年間をかけて、社会で活躍している様々な職業の方のお話を聞いたり、本校OBの協力のもと、企業研修に行ったりします。『キャリスタ発表会』では、訪問させていただいた企業への感謝の気持ちを込めて、また次年度参加する中2の後輩に向けて、学んだことを発表します。
高1では、生徒個人が設定したテーマについて、4000字の『中期修了論文』を書きあげます。仮説を検証するために文献研究やフィールドワーク、アンケートなどで情報収集を行い、仕上げた論文についてグループ内で発表します。中期修了論文で扱ったテーマが進路選択のきっかけとなるケースも多くあるため、将来や社会について考える中3・高1のプログラムは、これからも大切に実施していきます。

じっくりと実験に取り組み、磨かれる考察力は、理系大学進学後も役立ちます
変更点② 1日の午後入試では「算・理」の選択が可能に
2点目の変更点は、1日の午後入試での科目です。「算数・国語」の2科に加えて、「算数・理科」の2科での受験を可能にしました。
中学の科学実験の授業では、一人一台の実験器具を使って実験をしてレポートを書くなど、充実した実験設備を活用した教育が特徴の本校には、理科好きの生徒がたくさん入学しています。「算数・理科」で受けられる入試回を設けることで、理科好きが多いという魅力をさらに高めたいと考えました。
新設の理科の試験問題は、奇をてらわず標準的な出題をする予定ですので、国語と理科のどちらか得意な科目を選んで受験に臨んでいただければと思います。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東京都市大学付属中学校
[学校HP]https://www.tcu-jsh.ed.jp/
〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1 Tel.03-3415-0104
最寄駅/
小田急小田原線「成城学園前駅」徒歩10分。東急田園都市線「二子玉川駅」・東急大井町線
「等々力駅」・JRなど「渋谷駅」からバス「東京都市大付属中高前」。