2つの海外研修を通して「世界を知る」 英語力だけではない海外と繫がる経験
中学2年生全員が参加
2週間の短期語学研修
東京成徳大学中学・高等学校で目指すグローバル人材は、英語力やICTスキルだけでなく、「自ら考え、判断し、行動する力」を備えていること。中高6年間の学びを通じて自立した学習者を育てていきます。そのための柱となっているのが「未来を見据え」「世界を知る」「自分を拓く」という教育テーマ。
その中で、「世界を知る」ために行っているのが海外留学。中学2年生では全員がフィリピン・セブ島に2週間留学します。英語をただ学ぶのではなく、親元を離れた海外での体験が重要だと国際交流部部長の
茂原輝光先生は話します。「SDGsや貧困問題、ネグレクトなど教室ではわからない現地の情勢などに触れる機会でもあり、教室で机に座って“勉強”するのとは違った経験が生徒の学びに繋がっていきます」。
自分のことは自分で
人間力や生活力も養う

多人種多民族で日本以外からも多くの留学生が集まるニュージーランドでは、外国人が英語を学習する環境が整っており、学ぶことも多い
中学3年生で行う学期留学は選択制ながらおよそ7割の生徒が希望するそうです。「セブ島での経験から英語をもっと話したい、海外の人と交流したいという思いが芽生えるのでは」と茂原先生。
ニュージーランドではホームステイをして3カ月過ごし、現地校1校につき1~2人の生徒が通います。日本人のアドバイザーに相談できるシステムですが、日常的には自分で現地の方々とコミュニケーションをとる必要があります。「ニュージーランドではESOLと呼ばれる留学生向けの語学クラスがあり、英語が苦手な生徒たちでも現地で生活していけるように英語を初歩から学んでいきます。そのため、英語力は特に問わず、人数制限も設けていません。英語力がまだまだでも、現地で学びたい、体験したいという生徒の気持ちを優先させることができ、行きたいと思えば誰でも留学できます」と茂原先生。加えて、「ニュージーランド人はオープンマインドなので、話しやすく、過ごしやすい」と、ニュージーランド出身のフィル先生。
留学で身に付くのは英語力だけではありません。1人で生活する中で自分の思ったことを伝える、困ったりわからなかったりした時に、きちんと助けを求められるようになるといいます。今までやれなかったことをやれるようになるのも成長する過程では大切なこと。留学中には英語力も身に付き、帰国後も現地の人たちとの交流が続いている生徒がほとんど。こうした経験が生徒たちの自信に繋がっていると言います。中学での留学が高校生活を大きく変えていると感じるそう。「高校でさらに海外で学ぶことを選択する生徒もいますし、進路や将来の仕事に繋がることも。留学がターニングポイントとなっていると感じます」と茂原先生。
多くの情報が手に入る時代ですが、実際に現地の人々や文化に触れ、生活することで、生徒たちは視野を広げ、物を見られる力を養い、確実にステップアップしていくのです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
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