私学探検隊

国際交流、模擬裁判、宇宙工学プロジェクトなど 視野を広げ、関心を深めるプラスαの学び

日常の学校生活の中で
多言語・多文化に触れる

森村学園中等部・高等部では、放課後や長期休みに部活動や講習とは別に、生徒たちの視野を広げ、興味・関心のある分野について学びを深める多様な機会を創出しています。その取り組みについて、入試広報部長の浅沼藍先生にお話を伺いました。

「本校では中高の6年間のうち中1~中3を進路指導として『夢の可能性を探る3年間』、高1~高3を進学指導として『夢の入口に立つための3年間』と位置づけています。自分の夢を叶え、社会でどのように生きていくのかを模索する機会として、成長や学習の段階に応じた学年ごとの取り組みに加えて、本校では自ら選び取ることのできる多様な学びの場を用意しています」と浅沼先生。例えば、同校には「国際交流・多言語教育センター」が設置されており、講座や国際交流イベントが開催されています。「これまでにスペイン語講座、インドやモンゴルの文化講座、韓国やオマーンの同年代の生徒とのオンライン交流会などを開催しています。また、校内のカフェテリアと協力して『多文化ごはん』を提供。世界各国の料理を味わいながら、その国の文化について考える機会となっています」(浅沼先生)。

関東大会に出場。全国の高校と
交流戦も盛んな模擬裁判

放課後に有志の生徒で活動している「社会科ゼミ」は、「考える社会科」として長年特色ある授業を実践してきた同校ならではの団体です。このゼミでは、模擬裁判や模擬国連など外部の大会にも参加しています。「昨年8月には神奈川県代表校として6名の生徒が関東大会に出場。大会はひとつの事件を題材に生徒たちが検察官、弁護人などの役割を担い、実際の法廷同様に証人尋問、被告人質問、論告弁論などの訴訟活動を展開し、相手校と対戦するものです。関東大会出場にあたって生徒の活動を神奈川県弁護士会から派遣された弁護士の先生方がサポートしてくださいました。また、今年3月には京都で文学模擬裁判交流戦に参加しました。これは文学作品の内容を題材に検察と弁護に分かれて裁判活動を展開するもので、今回は芥川龍之介の『羅生門』が題材となりました」と浅沼先生は話します。裁判長役の弁護士さんからお褒めの言葉もいただいたそうで、今年度の活躍も楽しみです。

科学への好奇心を刺激する
宇宙工学プロジェクト

同校の理科の授業は実験や実習が多いことが特徴です。課外でも大学の理工学部の先生や学生などが来校し、昨年度は「宇宙工学プロジェクト」を2回開催しました。第1回は有人宇宙ロケットの仕組みを学ぶために火薬エンジンを用いた小型モデルロケットを製作し、校庭で打ち上げました。第2回は素粒子(宇宙線)検出器を組み立て、実際に測定しました。科学的な思考を働かせる時間となり、自身の興味・関心を掘り起こすきっかけとなった生徒もいるようです。「このほかにも昭和大学医学部に出向いて医療シミュレーション体験なども行っています。これら希望者を対象とした活動は学年や男女の垣根なく関係性を築くことができる本校の校風と相まって、活気溢れる新たな学びの場として根付き始めています」(浅沼先生)。6年間での多様な経験を未来につなげていく生徒が今後ますます増えそうです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

 

森村学園中等部
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〒226-0026 神奈川県横浜市緑区長津田町2695 Tel. 045-984-2505
最寄駅/東急田園都市線「つくし野駅」徒歩5分。JR横浜線・東急田園都市線「長津田駅」徒歩13分。

 

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