私学探検隊

健康な身体と正しい心構えを身につけた 善意志と豊かな情操を持つ上品な人間の育成

自分に自信と誇りを持たせ
生徒の持つ力を育てる教育

2025年度から新しく獨協中学校・高等学校の校長に就任した坂東広明先生。獨協は創設以来140年以上にわたり男子校として社会を支える多くの人材を育て、社会に送り出してきました。改めて、獨協の教育理念や今後の教育方針、育てたい生徒像について坂東校長に話を伺いました。

2025年度より校長に就任した坂東広明先生

「獨協の掲げる育てたい生徒像は、第13代校長でもある天野貞祐先生の言葉にあるように『知性に照らされた善意志と豊かな情操とをもつ上品な人間』さらに『社会に出ては日々の生活に感謝と喜びとを見出し、勤勉努力して社会に奉仕し、広く文化の創造に寄与する人間』です。そのためには教員の心構え、どう生徒に向き合うかも大切です」と坂東校長。
生徒一人ひとりに自信と誇りを持たせ、それぞれが必ず持って生まれている可能性を開花させ、優れた点を引き出し、育てていくことが大切だと言います。「生徒たちは、自己肯定感が高まり自信を持つことができると、新しいことにチャレンジする前向きな気持ちが生まれます」(坂東校長)。
例えば、基本的な学力をつけることで次の問題に興味が湧き、それがわかることで、さらに次へと学習を進めることができます。獨協では、そのステップアップを教員がサポートし、生徒たちがやりがいを感じ、今の学習や学校生活が意味のあることとして、自分の成長を感じられるよう指導していきます。

教える体験で学びを定着。
自分で学ぶ力も身につける

坂東校長が特に意識していきたいと考えているのが、生徒同士の教え合いや交流により、自ら学び続ける精神性を養っていくシステムの構築です。「教えることで学びが定着します。先生が生徒に教えるだけでなく、生徒同士で教え合うことで互いに成長し、本校が目指す自立した学習者へと育っていくと考えています」と坂東校長。現時点では、学習面において生徒同士が教えるシステムは整っていませんが、部活動や委員会活動では、OBも含め先輩が後輩を指導したり、大会などで結果を出している選手がほかの生徒を指導したり、手本になったりすることが当たり前のようになっています。例えば、校内のビオトープの管理をする緑のネットワーク委員会。近隣の小学校に出前授業に行ったり、小学生に収穫体験をしてもらったりという活動を行っています。外部で学んだことを次へ活かし、活動をレベルアップしています。
また、スポーツ大会や文化祭といった学校行事でも生徒主導で行事を成功させています。先輩は教えることで学びがあり、後輩は身近な存在である先輩から教わることで憧れを持ち、自分も近づきたいと具体的な目標を見出せます。今後は、こうした先輩後輩の関係を学習面にも取り入れる仕組みづくりを目指します。

先輩・後輩の絆で、ともに育つ土壌

[クラブ・委員会活動]
屋上で「江戸東京野菜」を育てる「緑のネットワーク委員会」は、その栽培研究も行い、次世代に残す活動を行っている

[全校行事]
スポーツ大会では、練習段階から上級生が下級生を牽引し、チームワークを発揮

[高大連携行事]
サマーセミナーではOBである獨協医大の学生が高校生のために指導する

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

獨協中学校
[学校HP]https://www.dokkyo.ed.jp/
〒112-0014 東京都文京区関口3-8-1 Tel.03-3943-3651
最寄駅/メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩8分。メトロ有楽町線「江戸川橋駅」徒歩10分。
メトロ副都心線「雑司が谷駅」徒歩16分。JR「目白駅」から都営バス「ホテル椿山荘東京前」徒歩1分ほか。

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