私学探検隊

文武両道。基礎学力の定着と丁寧な個別指導で難関大学合格の実績も伸長中!

企業研究に取り組む
ビジネス研究部

1学年1クラスの少人数制だからこそ可能なインタラクティブな学びに注力する武相中学校。オリンピックや甲子園などに出場するアスリートを輩出してきた12の運動部と、8の文化部があり、部活動に熱心な学校として知られています。
運動部並みに精力的に活動しているのが、文化部のビジネス研究部。20年前に創部され、1年を通じて一つのテーマに取り組みながら企業の訪問取材や調査を行い、各種大会にも積極的に出場。現在は高校生18人で活動しています(中学生も入部可)。
2024年度はお菓子をテーマに、少子高齢化・健康志向・物価高騰・プライベートブランド(PB)食品の4つの課題について深掘り。株式会社湖池屋、株式会社不二家、カンロ株式会社を訪問して、各社の対策や企業努力を取材しました。副部長の山本新大(高2)さんは、「朝食用お菓子の商品開発やパッケージの差別化、キャラクターを作って付加価値を与えるとか、多様な対策をされている話を伺いました」と言う昨年の調査結果に新データを加えて、今年度は同テーマをさらにブラッシュアップ。各自が調査・取材・データ制作と役割分担しながら進めています。

「進化するお菓子たち」をテーマにプレゼンテーションした高文連(2024年)で、私学理事長賞(2位)を受賞

「仲良しの友達がいたから」という理由で入部した三浦祐護さん(高2)は、口下手だが部員をまとめる力を評価されて部長に。コミュニケーション力の高い副部長と絶妙のコンビで、夏の全国高等学校社会科学・郷土研究発表栃木大会に向けて活動中。
「生徒の素朴な疑問からテーマを捻り出し、深掘りしていく作業はとても大変ですが、プレゼンテーション力は確実に身につきます。卒業生も、ここでの経験が大学や実社会で役立っていると言います」と、創部以来顧問を務める宮越章子先生。同部の生徒は今春、東京都立大学に合格。今後は総合型選抜や進路決定に繋げていきたいと考えています。

ビジネス研究部部長の三浦祐護さん(写真左)と副部長の山本新大さん(右)。商品開発の裏側の大変さや企業努力の重要性を知り、新たな気づきにしている

■ビジネス研究部が参加している主な大会&セミナー

・神奈川県高文連社会科専門部研究発表大会(高文連)
・マイナビキャリア甲子園
・知の甲子園(MESE全国大会)
・エコノミクス甲子園(全国高校生金融経済クイズ選手権)
・高校生ビジネスプラン・グランプリ
・日経STOCKリーグ
・エコノミクスビデオコンテスト
・日経エデュケーションチャレンジ
・全国高等学校郷土研究発表大会
ほか

■ビジネス研究部の歴代研究テーマ(過去5年)

2024年「進化するお菓子たち」
 ※高文連私学理事長賞(2位)
2023年「テーマパーク生き残り大作戦」
 ※高文連会長賞(3位)
2022年「時代を先取るK-POP」
 ※高文連会長賞(3位)
2021年「メンズメイクLESSON」
 ※高文連会長賞(3位)
 ※日経STOCKリーグ敢闘賞(最優秀賞、部門賞に次ぐ3位に相当)
2020年「やる気!元気!トイレ!」

自己肯定感を高めることで
一気に成績を伸ばす生徒も

華々しいスポーツ活動のイメージが強い同校ですが、近年は文武両道で進学実績も伸長。中学では基礎学力を定着させる教育方針をとり、丁寧な指導で学力向上を図ってきたことが、難関大学合格への実績に繋がっています。
男子校ならではの「自分らしく伸び伸びできる」環境で自己肯定感を高めた生徒たちが、高校でさらに飛躍していきます。思春期の男子のナイーブな感性を知り尽くした先生方が見守っていることも、大きな要因でしょう。
「基本をクリアできると、自信がついて一気に成績が伸びるのはよくあること。探究的な学びに貪欲な生徒は自分の目標が定まると、自発的にどんどん勉強するようになります」と、広報部長の石崎知則先生は話します。高校は「特進」「進学」「総合」「体育」の4コース。多様な個性が切磋琢磨する環境で、生徒たちは未来に向かって走り続けています。

スポーツ大会の輝かしい戦績と並んで、「祝 全国大会出場 ビジネス研究部」の垂れ幕が!

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

武相中学校
[学校HP]https://buso.ac.jp
〒222-0023 神奈川県横浜市港北区仲手原2-34-1 Tel.045-401-9042
最寄駅/東急東横線「妙蓮寺駅」・市営地下鉄BL「岸根公園駅」徒歩10分。JRなど「新横浜駅」徒歩18分。
JRなど「横浜駅」・JR「鶴見駅」からバス「武相台」徒歩2分ほか。

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