学年を超えた交流で、仲間との絆を深めながらお互いに刺激を受け、自らの可能性を広げていく
【吹奏楽部】舞台経験を
積み重ねながら成長できる
年間を通じて、吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテスト、クリスマスコンサート、スプリングコンサートと多くの演奏の機会がある吹奏楽部。部員は常に次の舞台を見据えて練習に励んでいます。
特に印象に残っていることとして、小川さん(高2)は「文化祭に高3の先輩方が応援に駆けつけてくれて、演奏中に掛け声を入れてくれて本当に嬉しかったです」と語ります。
高校進学時から入部している佐藤さん(高3)は、コンクールの結果発表の場面が特別な思い出になっているといいます。「結果発表のとき、部員全員で『気合いを入れよう』と演奏時の衣装を着用。先輩たちが導いてくれたこの瞬間は、今でも忘れられません」
取材時は、春のコンサートに向けて練習に熱が入っていた同部。近藤さん(高2)は、ポスターのデザインを担当し、「セシリアらしい色を使い、目を引くデザインにしました。より多くの人に演奏会に来てもらいたい」と、視覚的な面からも演奏会を盛り上げるための工夫をこらしていました。

中学生・高校生合わせて約50名が所属する吹奏楽部。ともに練習することで、先輩後輩の関係性を築く機会になっている

左から、ポスターデザインを担当した近藤ちひろさん(高2/サックス)、学生指揮の佐藤遙日さん(高3/クラリネット)、副部長の小川真由さん(高2/クラリネット)
【美術部】仲間と協力しながら
新たな刺激を得られる場
美術部では、個人制作を中心に活動しつつ共同制作にも取り組みます。特に学園祭では、学年の枠を超えて中学生・高校生が協力し合い、大看板や校内装飾を手がけるほか、昨年度はコースターや箸置きの制作・販売を行いました。部長の早川さん(高3)は、「趣味や制作スタイルが似ている仲間も多く、先輩や後輩から刺激を受けることもあります」と、異学年での交流の魅力を語ってくれました。
日頃の活動のなかで早川さんが意識しているのは、部員一人ひとりが主体的に活動できるよう、話し合いの機会を増やし、自由に創作しやすい環境を整えることだといいます。取材時は、高校3年生全員で卒業制作に取り組んでいた美術部。複数人で制作するからこそ、客観的な視点でアドバイスを出し合える、といいます。「誰かひとりが主導するのではなく、みんなで達成感を共有できるように制作しています」(早川さん)
美術部の魅力とは?「美術部は絵を描くだけでなく、友だちと意見を交わしたり、新しい自分を発見したりする場でもあります」(早川さん) 想像力豊かに、様々なことに挑戦する姿がありました。

高校3年生が卒業制作のモチーフに選んだのは、聖女セシリアの肖像画。学校の雰囲気に合う作品を協力して仕上げる

インタビューに答えてくださった、部長の早川杏さん(高3)。「美術は単なる趣味ではなく、いまでは人生を形成する要素に。美術を通じて自分の知らなかった一面も発見できた」
聖セシリア女子中学校
[学校HP]https://www.cecilia.ac.jp/
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