生徒主体の運営が特徴的な、同校のクラブ活動。自ら考えながら活動を進めることで、仲間とともに成長できます。3月に行われたクラブ発表会の様子もお届け!

2024年度、クラブ部長会議長を務めた村田葉実さん(高1*取材時中3)。「クラブ活動を通じてリーダーシップを学び、仲間とともに目標に向かって努力する楽しさを知った」と語ってくれた
中学生が主体となり
クラブを運営
同校には運動系9クラブ、文化系14クラブがあり、生徒たちは文化祭や大会に向けて日々活動しています。中高一貫校では中学生と高校生が共に活動する学校も多いなか、本校では中学生と高校生でクラブが分かれているため、中学3年生が中心になりクラブ運営を行っています。
クラブ活動がスムーズに進むように、定期的に「部長会」として各クラブの部長が集まり、クラブごとの悩みを共有したり、解決策を考えたりする場があります。特に秋の文化祭前は頻繁に集まり、練習場所の調整やクラブ同士の連携について話し合いを行ったといいます。
部長会の議長を務めた村田さんは、「自分が支えられたクラブ活動を、後輩にもより良い形で残したい」と考え、積極的に運営に関わってきました。部長会では「みんなが意見を出しやすい雰囲気を作ることを意識した」と話してくれた村田さん。こうした場を通じて、生徒たちは「自分たちの学校を自分たちで作っていく」という意識を育んでいます。
村田さんは、文芸クラブの部長を務めました。「作品づくりを通じて、自分の考えをカタチにできることが楽しい!部長になってからは、後輩に積極的に話しかけることを意識するようになった」と、クラブの雰囲気づくりにも力を入れたことを話します。
本校のクラブ活動は2つのクラブを兼部することも可能で、村田さんも文芸クラブだけでなく家庭科クラブにも所属していました。「それぞれのクラブで学んだことが、もう一方の活動にもいい影響を与えるんです」(村田さん)。文化祭の時期にはスケジュールの調整が大変だったといいますが、「それもまた楽しかった経験のひとつ」と話してくれました。
1年の集大成となる3月の生徒総会では、部長会から活動報告が行われ、午後にはクラブ発表会が行われます。舞台系のクラブだけでなくほかのクラブも参加するチャンスがあり、普段見られないクラブの魅力を知ることができます。3年生にとっては中学のクラブ活動最後の舞台。共に活動した仲間とのかけがえのない時間を思い出しながら、後輩へとバトンを渡します。
3月6日 at もみじフォーラム

軽音楽クラブ
3月11日 at 大ホール

弦楽合奏クラブ

コーラスクラブ

体操クラブ

演劇クラブ
3月に行われたクラブ発表会では、軽音楽クラブが卒業コンサートを行ったほか、取材日には弦楽合奏、コーラス、体操、演劇、ミュージカルの各クラブが発表を行った。「3月公演」と呼ばれるこのイベントは、1800人規模の大ホールで行われ、保護者のほかOGである高校生も訪れ、大きな盛り上がりを見せた
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本女子大学附属中学校
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