中1から高3まで文藝好きの仲間が集まり、自由に創作活動を。「自分の作品を読んでもらえるのが嬉しいです」
「様々な言葉や表現をみんなと共有し合えるのが楽しい」

年に2回発行する部誌「言の葉」は、執筆から編集、校正まですべてを生徒たちで行います。
小さい頃から小説を読むのが好きで、文学に親しんできたという早瀬可憐さん(高2)。高校生になって、読むだけでなく、「自分で書いてみたい」と思うようになり、文藝創作部に入部したと言います。同じく、中1の江瑞樟くんも大の文学好き。そんな文学好きの男女が集まるのが、文藝創作部です。
文藝創作部の活動は週3日。部員同士で「言葉あそび」や「リレー小説」を楽しんだり、各自が創作した小説や詩、短歌や俳句を読み(詠み)合い、感想を述べ合ったりします。「夏目漱石が『I love you』を『月が綺麗ですね』と訳したように、言葉にはいろいろな表現があります。部員同士で様々な言葉や表現を共有し合えるのが楽しいですね」と部長の早瀬さん。
また、同部では新入生歓迎時と文化祭に向けて、年に2回、部誌『言の葉』を発行しています。一つのテーマを掲げ、小説、詩、短歌、俳句と各自が好きなジャンルに挑戦し、1冊の冊子にまとめます。限られた予算の中でどのように構成するか、全体を通して統一感はあるかなどを考えるのも創作活動の一つ。個人の創作活動とみんなで作り上げる楽しさの両方を味わうことができます。
「次は短歌や俳句にも挑戦し、大会入賞を目指したい」

今回インタビューに答えてくれた江瑞樟くん(中1)と部長の早瀬可憐さん(高2)。
運動部や音楽系の部活に試合や大会があるように、文化系の部活にも大会があります。同部では毎年、関東地区高校生文芸大会と、高等学校文芸交流会・文芸部誌コンクールに参加しています。昨年は関東地区高校生文芸大会神奈川県予選会で、早瀬さんの短歌が短歌部門の最優賞に選ばれ、県代表として県大会に出場。また、高等学校文芸交流会・文芸部誌コンクールでは、高文連会長賞を受賞しました。「部誌としては中学生部員も参加していますが、個人の作品は高校生になってからの挑戦になります。今はまだ部誌に載せるための小説しか書いていませんが、次は短歌や俳句にも挑戦してみたいですね」と江くん。
文藝創作部の魅力は、中学または高校から入学した中高生の男女が一緒に活動していること。「自分が書いた小説を先輩たちに読んでもらい、いろいろな感想を聞けるのが嬉しいです」(江くん)。「学年や入学のタイミングが違っていても、ここにいるみんなには文学が好きという共通点があります。好きなものを持ち寄って、仲間と語り合う時間が楽しいです。文学や創作に興味がある方はぜひ文藝創作部へ!」(早瀬さん)。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
山手学院中学校
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