私学探検隊

運動部・文化部合わせて22のクラブ活動に9割の生徒が加入。面倒見の良い高校の先輩と合同練習で汗を流す、ラグビー部部長に聞く

歴史が浅いが気持ちは熱い!人工芝グラウンドで中高合同練習も

中学のクラブ活動の加入率は9割を超える明治学院。自然豊かな恵まれたキャンパスで学ぶ生徒たちは、バラエティに富んだ22(文化部8、運動部13、同好会1)のクラブ活動で、充実した毎日を過ごしています。

明治学院では、キリスト教に基づく人格教育を理念とし、「道徳人・実力人・世界人」の育成を目標に掲げています。それぞれが好きな目標に向かって打ち込むクラブ活動も、中高6年間の人間形成の基盤となる大切な時間と位置付けています。

中学の運動部の中で、一番部員数が少ないのがラグビー部です。明治学院東村山高等学校のラグビー部は創立60年以上の歴史と実績を誇りますが、中高ラグビー部の顧問を兼任する体育科教諭の斎藤創先生が2010年に創部した中学のラグビー部は、まだ歴史が浅いクラブです。現在所属する4人の部員たちは近隣の公立中学校との連合チーム「大連合」の一員として活動しています。

活動日は週5日。同学院にはラグビー専用のH型ゴールポストを備えた人工芝のグラウンドがあり、整備された練習環境の下で、水・土曜日は大連合として、それ以外の曜日は強豪である高校の先輩たちに混じって一緒に練習しています。

フォアー・ザ・チームの気持ちが人間的な成長を育む

ラグビー部顧問で体育科教諭の斎藤創先生(左)と、1年間で10cm身長が伸びたと話す西佑紀くん(右)。

「ラグビー部がある中学」が受験の動機だった部長の西佑紀くん(現・中3)は、入学後、迷わずラグビー部に入部しました。「人数が少なくても、部員たちは“勝ちに行く”気持ちを大事にしているので、雰囲気はとても良いです」と、西くん。面倒見の良い高校生の先輩たちと一緒に活動することで、チームワークや絆を育む喜びを体得しています。

ラグビーの魅力は「パワーや足の速さなどそれぞれの長所を活かした選手が、いろいろなポジションで輝けるところ」と西くん。「中1の時に、中高合同の夏合宿で高校生に混じって試合に出させてもらえたことが嬉しかったです」

新入生勧誘の部活紹介では、「顧問で学年主任の斎藤先生にタックルしたい人はぜひラグビー部に!」と堂々と宣言。下級生2名の後輩を獲得することができました。

クラブ活動を通した自身の成長を聞くと、「中学に入ってから、仲間のためにどういうプレーが必要なのかを考えて動くようになりました。友達や家族のことを思いやれるようになったことも、その延長だと思います」と答えてくれました。フォアー・ザ・チームに徹する気持ちが、人間的な成長につながっています。

ラグビー部で代々受け継がれている部訓は「挨拶・時間厳守・嘘をつかない」。斎藤先生はラグビーをツールとした「基本的な人間教育に重きを置いている」と話します。「学校のクラブ活動では勝利至上主義ではなく、どうやって“満足して負けさせる”かが大事。勝負に負けて悔し涙を流して終わった時に、何を学んでいるかが重要です」

人格教育とクラブ活動で人間力を育み、飛躍させてくれる、そんな学びが明治学院の大きな魅力です。

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

明治学院中学校
[学校HP]https://www.meijigakuin-higashi.ed.jp
〒189-0024 東京都東村山市富士見町1-12-3 Tel.042-391-2142
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