私学探検隊

専門の講師から指導を受けられる日本文化部は学年の垣根を超え、部員同士が切磋琢磨しながら箏と三味線の練習に励むアットホームなクラブです

一昨年、創立100周年を迎えた本郷中学校では、「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」の3つを教育理念としています。そのひとつである「文武両道」を実現する場として重視しているのがクラブ活動で、中高あわせて運動系20、文化系19のクラブ・同好会があります。今回は、和楽器の練習・演奏に励む日本文化部の部長K.K.さん(高校1年生)にお話を伺いました。

初心者でも和楽器を演奏
できるようになります。
日本文化部で待っています!

小学校の音楽の授業で箏に触れたことがきかっけで入部したという部長K.K.さん(中央)と、取材時に集まってくれた部員の皆さん。

部活について教えてください
箏と三味線の練習を行っています。活動は週3回で、専門の講師の方から指導を受けています。

どのような場で演奏していますか?

創立百周年記念の舞台では、和楽器の華やかな音色で学校の節目を祝いました。練習の甲斐もあり、演奏後は大きな拍手に包まれました。

文化祭の他、地域のイベントに呼んでいただくこともあります。地域のイベントは、観客も一般の方なので緊張しますが、皆さん熱心に聞いてくださり、喜んでいただけるので、演奏後の達成感や満足感も大きいです。
また昨年は、学校の創立百周年記念行事でも演奏を披露しました。和楽器は女性奏者のイメージが強いため、生徒の皆に関心をもってもらえるか不安でしたが、皆良いリアクションをしてくれ、嬉しかったですね。これからも演奏を通じて、和楽器の魅力を伝えていきたいです。

部としてのイベントはありますか?
夏休みを利用して日帰り旅行をしています。昨年は、日本文化部を創設した先輩の案内で静岡県の名所を訪れました。部員同士の交流に加え、社会人OBから直接お話を聞ける良い機会になりました。

部としての目標を教えてください
秋に開催される箏の都大会で満足いく演奏をすることです。自分たちの練習の成果を発揮すると同時に他校の演奏を聞ける場でもあるので、多くを吸収したいと思っています。

日本文化部の魅力を教えてください

先輩後輩という上下関係があまりなく、お互い切磋琢磨しながら練習するアットホームなクラブです。箏も三味線も正しい音を出すには繰り返し練習することが必要ですが、演奏できるとかっこいいです。本郷中学校に入学したら、ぜひ日本文化部を訪れ和楽器の音色の美しさを感じてください。

「日本文化部は人数が少ないですが、少数精鋭です。講師の方と相談しながら活動内容を決めているので、目標をもち取り組むことができます」とK.K.さん。入部時は皆ほぼ初心者ですが、練習を重ねることで正しい音を出せるようになるそうです。

本郷中学校の特徴を教えてください
やりたいことや目標に向かって努力する生徒が多く、それを実現する環境が整っています。

顧問の先生からメッセージ

顧問の新井奈津子先生

日本文化部は人数が少ないのもあり、先輩後輩の繋がりや信頼が強いですね。皆良い個性をもっているので、時にぶつかることもありますが、お互いの存在が刺激になっているようです。
本郷のクラブ活動は、学習面のエネルギー源になっていると感じています。生徒の本分は学習ですが、興味関心を追求できるクラブ活動が加わることで、学校生活はより充実します。また、活動の中で得た達成感や練習に取り組む姿勢は、学習にもいかすことができる他、人間関係や礼儀など、生きる上で大切なスキルを学ぶこともできます。生徒たちにはクラブ活動を通じて、豊かな心を育んで欲しいと考えています。

 


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

本郷中学校
[学校HP]https://www.hongo.ed.jp/
〒170‐0003 東京都豊島区駒込4‐11‐1 Tel. 03‐3917‐1456
最寄駅/
JR・都営三田線「巣鴨駅」徒歩3分。
JR・メトロ南北線「駒込駅」徒歩7分。

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