受験生の皆さん、いよいよ入学試験の日が近づいてきましたね。これまでの道のりは一人一人異なりながらも、それぞれがつらいことも楽しいことも経験してきたという点では変わらない、貴重な時間だったと思います。しかし、入試とは合否を分けるという厳しい側面を持っていることもまた事実です。不合格になってしまうことを心配している人もいるかもしれません。

けれども、入試は最終目標ではありません。私たちの学校が教育の基盤としているキリスト教フレンド派には、｢万人に神の種が宿っている｣という考え方があります。それは言い換えれば、全ての人間に必ず可能性が秘められているということです。しかしそれはあくまで種ですので、皆が同じ時、同じ機会に芽吹くとは限らないのです。

入試は長い人生の中では一つの通過点にすぎません。結果はどうあれ、受験勉強を通して得たものは確実に皆さんの中に残ります。そして何よりも、全ての人には神の種が宿っているのです。それが必ず芽吹くことを信じ、がんばって下さい。

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