私学探検隊

体育祭や文化祭などの行事で主体性を発揮! そこには生徒を信頼する先生のサポートが!!

体育祭と文化祭で主体的に動く生徒たち

高校生全員による全員リレーや部活対抗リレーなど数々のリレーが体育祭を盛り上げた

大宮開成は「愛・知・和」の校訓のもと、「人と人との関わり合いによる学び」を行っており、生徒のみなさんは生徒と先生、生徒と生徒という人とのふれあいの中で育っています。今回は体育祭、文化祭といった行事で主体性をもって活躍する生徒のみなさんについて、中高一貫部高1の学年主任で数学科の関根隆夫先生にお話を伺いました。

今年の体育祭は5月12日に行われました。

「赤・青・黄・緑の4チームに分かれ、それぞれ学年混合の縦割りのチームで騎馬戦、全員リレー、綱引き、大玉送りなどで競いました。生徒たちは放送係、用具係、ゴールテープ係に得点係など裏方でも活躍しました」

また係でなくても仕事を探し、協力して体育祭を成功させようとする姿があちこちで見られたそうです。

昨年度の文化祭の中3の英語劇「ハイスクール・ミュージカル」での圧巻のミュージカルシーン

一方、毎年10月に行われるのが文化祭です。文化祭では実行委員長をはじめ実行委員が30~40名が立候補。実行委員になりたての頃は皆自分がやりたいものを挙げる生徒が多いそうですが、「次第に生徒一人ひとりがどうしたら楽しめるか、視点が変わってきます」と教えてくれました。

文化祭では学年ごとに発表のテーマが異なります。

「昨年の中3は英語劇『ハイスクール・ミュージカル』に挑戦しました。生徒の中にこの作品が好きな者がおり、シナリオや演出などはその生徒を中心に英語や音楽の教員がサポート。また、小道具の生徒たちは限られた予算の中で工夫して我々教員の想像を超える素晴らしいものを作ってくれました。小道具担当はまるで小さな会社のようだったので我々教員も『社長』『専務』と呼び合っていましたね」

生徒を一人の人間として尊敬

「行事では教員は最初見守ることに徹します。生徒が困っていたらその生徒の性格や個性に応じて一緒に考えてアドバイスします。また、教員の中にもそれぞれ個性があり、それがよいチームワークを生んでいます。ただ最も大切なのは生徒に対する信頼です」

信頼関係の基礎となるのは中1・中2での指導。まず相手を思いやる心や言葉づかい、立ち居振る舞い、生活習慣を身につけるよう指導します。

「中1・中2では本校オリジナルの生活記録ノート『Pride』を使います。ここには毎日の宿題や自主学習の時間や定期テスト、読書の記録などを書き込み、それを毎日担任が確認することで生徒への信頼関係も築いていきます。信頼関係がなければ教員が注意しても単に『うるさいなあ』で終わってしまうと思うんです。しかし、こうした積み重ねが信頼関係を育み、教員の言葉にも耳を傾けてくれるようになるのだと思います」

関根先生はまた生徒を子どもとして接するのではなく、一人の人間として対等に、時には尊敬して接していると言います。

この思いが生徒に伝わっているからこそ生徒たちも先生を信頼し、主体性を発揮できるのです。

さらに、「仲間の大切さも知っているのが本校の生徒です。行事を通じて仲間や先輩から学ぶことも多くあります」と言います。

最後に関根先生は、「本校には『一生懸命やることがかっこいい』という雰囲気がありますし、一生懸命頑張れる環境を作り続けていきたいです。そして、不器用であっても苦手であっても何かに『挑戦してみたい』と思う生徒に入学してほしいと思います。きっと一緒に頑張れる仲間が見つかります」と入学してほしい生徒について語ってくれました。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

大宮開成中学校
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